国沢さんも無事フィニッシュ! 3日目のデイリタイアにより「超不完全燃焼」ながら、フィエスタR2の面白さを存分に味わえたと笑顔でコメント。
ラリー・ドイツはターマックラリーながらも全体的に道が荒れていて危険が多いが、
まるで箱根ターンパイクのような2車線分ある広い道で、「まるで街道レーサーのよう」に走れたのは楽しかったと語ってくれた。

 筆者は今までラリーに参戦したことしかなく、知り合いが会場まで応援に来てくれようとしても、
ほとんど見てもらうことができないし、退屈させてしまうため、断っていたほどだった。
今回初めてWRCを取材、そしてラリー観戦をしたが、正直ラリー観戦がこんなにも面白いものだとは思わなかった。
 まずラリーはレースよりも距離が近い。観戦パスがあればいつでもパドックを見れるし、
とくにクラッシュした後のマシンの修復作業を間近で見れるのは面白い。観戦エリアもコースから10mも離れていないため迫力を感じられる。
また、各ステージにいたMCや軽食なども雰囲気を作るのに重要だと感じた。
 課題を上げるとしたら、一番は観戦エリアへたどり着くのが難しいこと。見知らぬ土地かつ、ガイドラインもない。
またドイツは英語が喋れない人もいるため手探りだったし、時間帯による道路の封鎖で目的の場所にたどり着けないこともあった。
 もしWRCラリー・ジャパンが招致されるのであればラリー・ドイツのような、たとえラリーを知らない人でも楽しめるお祭りのようなイベントであってほしい。