ホンダの国内販売政策、クラリティPHEVの価格見て「KY」と思う(20日)
2018年7月21日 [日々是修行]
ttp://kunisawa.net/?p=32643

会ったら100%モンクばっかりになるし、それで記事作ってもおもしろくないので取材する気も無いけれど、ホンダの国内販売担当に
ナニを考えているのか聞いてみたいモンです。例えば「アメリカで3万7495ドル/412万円で販売してるクラリティPHEVが
何で日本だと588万円なの?」。狭山工場で生産しアメリカに運び、2.5%の関税まで払っているのに! 売れると思ってる?

おそらく「良いモノをキッチリ売っていきたい」と答えることだろう。でも考えて欲しい。アメリカで412万円のモノを
日本で588万円で売ったらズルいです。これ、ヘタすればダンピングで訴えられる。アメリカからすれば不当に安く売っているとしか思えない。
「生産台数が違う」と説明したって納得しないだろう。こういった足を引っ張られる材料を作ったらアカンと考えます。

さらに高額車を買う日本のユーザーの大半はホンダを信用していない。考えて欲しい。初代インサイトを買った人の多くが、
途中で高価な電池交換をしている。初代シビックハイブリッドもそう。プリウスを買った人はどうか? 初代初期型についちゃ生涯補償。
初代後期型以降は基本的に交換不要ながら、交換することになってもホンダより圧倒的にリーズナブルな価格です。

トヨタの場合、クラウンなど高額車のリセーバリューが悪いとなれば、真剣に中古車政策を行う。ホンダが初代レジェンドを出した際、
リセールバリューをどう考えるかと聞いたら、自然に任せると言い切りました。ここでもう1度「世界中の顧客の満足のために、
質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす」という社是を思い出して欲しい。