【試乗】EV走行距離が伸びてコーナーまで楽しくなった新型三菱アウトランダーPHEVプロトに乗った
投稿日: 2018年7月20日 TEXT: 国沢光宏 PHOTO: 森山良雄/青山義明

SUVながら走りの楽しい1台に仕立てられた!

 今やクルマ好きの多くがSUVに注目していると思う。実際、直近の売れ筋を見ると、軽自動車、コンパクトカー、ミニバンという
実用性の高い車種を除けば、圧倒的にSUV比率高くなります。高性能車買ってもパワー活かす状況なし。だったらカッコ良いし
タウンスピードで走っても快適なSUVに乗りたいということなんだろう。

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 続いて考えるのが「どんなパワーユニットにするか?」というもの。普通のガソリンエンジンか、ディーゼルか、ハイブリッドかPHEVかの4択になる。
仕事柄、さまざまなパワーユニットを試してみたが、渋滞多くてストップ&ゴーの多い都市部で乗ろうとすれば、一番快適なのは電気自動車。
滑らかだしアクセルレスポンスよいのも好ましい。

 ハイブリッド車に乗ったことのある人なら、皆さん「このままエンジン掛からなかったら気持ちいいだろうなぁ〜」と思うハズ。
電気自動車だとその「いいなぁ〜」を存分に味わえます。そんな気持ちに応えてくれるのがアウトランダーPHEVである。
都内でも50kmくらいまで電気自動車として使え、ロングドライブ時にはハイブリッド車になるのだった。

 ということでマイナーチェンジしたアウトランダーPHEVである。電気自動車モードでの航続距離が10%ほど伸び、実力値で55〜60km程度へ。
電気自動車としての動力性能も向上し、最高速度135km/hまでモーターだけで走れるようになった(従来は100km/hまで)。
ちなみに55km走ったときの電気料金は夜間電力なら110円。超リーズナブルだ。