公園に「手投げ弾」自衛隊出動、実は仏車の部品(10:22)

 5日午前9時頃、石川県野々市市押野の公園のごみ置き場で、廃品回収業者の従業員が手投げ弾のような不審物3個を見つけ、近所の住民を通じて野々市交番に届け出た。
 白山署員や自衛隊員が出動する騒ぎとなったが、約4時間後、形状が手投げ弾に似た車の金属製部品とわかった。
 白山署の発表や周辺住民によると、この日は不燃物ごみの回収の日で、車の部品は集積所に置かれていた。同署員や県警機動隊は周辺の市道を通行止めにし、周囲の住民に避難を呼びかけた。
自衛隊に協力を要請して不審物を確認したところ、仏自動車大手PSAグループのシトロエンの車に使われる「アキュームレーター」と呼ばれる部品と判明した。
 避難していた近くの主婦(73)は「最初はわからなくて怖かった。本当に人騒がせなごみだったけど、いい訓練になった」と話した。
読売新聞