オーナー店長は不眠不休で働き続けたが、
ついに根を上げ
「夜中の間、少し店を閉めて休ませて欲しい」
と。
しかし、本部からの回答は冷たかった。
「店を閉めてはならない」
無視して店を閉めるのはカンタンだが、
もし、通りかかった者に通報されて
本部にバレると、契約解除という処分になる。
つまり、店を再開するのがカンタンではなくなり、
ヘタをすると多額の違約金を請求されかねないのだ。
オーナーが倒れたのは
その数時間あとのことであった。