>>722
試乗コースは、北海道旭川にある横浜ゴムのテストコース。
雪を踏み固めた圧雪路と路面を凍らせた屋内のテストコースを、
スタッドレスタイヤ「アイスガード iG60」と
ウインタータイヤ「ブルーアースウインターV905(日本未発売)」、
オールシーズンタイヤ「AVID Ascend S323(日本未発売)」という3種のタイヤで走ってみました。

雪と氷の同じ条件で履き比べてみれば、その差は歴然としたものでした。
雪でも氷でも、最高のグリップとコントロール性能を見せてくれたのがスタッドレスタイヤ。
それに続くのがウインタータイヤで、最後がオールシーズンタイヤでした。

特に大きな差が出たのが、凍結した路面です。
ほんの少しの差ではなく、ほかの2種よりも明らかに強力にブレーキが効いて、
ステアリング操作の手ごたえも確かな差があります。
スタッドレスタイヤは、特に凍結路を主眼に開発されているから
当然と言えば当然でしょう。
逆に圧雪路は、ウインタータイヤが健闘し、
スタッドレスタイヤに近いフィーリングで走ることができました。

圧雪路でも凍結路でも、明らかにほか2種よりも
劣っていたのがオールシーズンタイヤです。
ただし、オールシーズンタイヤは名称のとおり、夏場も使うのが前提です。

圧雪から凍結路まである日本の冬の道を走るのならば、
その環境にあわせて進化してきたスタッドレスが最適。
なんとも当たり前のことですが、それを強く実感できる試乗会でした。

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