300出るバイクのフレーム、シャーシと足回りは、100巡航にはオーバースペックだろう。
確かに最高速が160がやっとのクルマと300出るクルマとでは、レーンチェンジ一つ取っ手もスタビリティは違うだろうがね…。
でも殊、マシンを操る官能は300出るバイクでは160以下では享受できないだろう。
ポテンシャルを発揮させられてのモータースポーツなのだから、やはり160以下で使い切れる位が公道上では丁度いいのかも知れない。

160出せる性能で十分楽しいと感じるから、ビンテージバイクに乗ってても速さを標榜してオーナーは悦に入れる訳だよ。
でも1970年代の空冷四発の大型バイクの性能を、80年代では水冷化した中型バイクの性能で出す事が出来る様になった。
ちょっと違うけど、トラの650ccの性能をホンダが450ccで迫ろうとした様な感じだ。
エコの時代になり、軽自動車も限界性能で登録車に比肩するよりも、普段使いの60以下で登録車と遜色ない使用感を目指した。
まあ、エコ軽は140くらいだろうけど、ホットハッチなら190くらいは行くでしょ。
それでもクルマはスピード出した際の走行安定性確保の為に性能のマージンは必要だとは思うから、矢張りスポーツカーの方が安心感はあるだろうけどね。