義務化はすべきではないと思う
義務化なんぞしなくとも任意保険料の差や事故リスク自体の低さが十分なインセンティブになって普及する
経済合理性から言えば、人間が常に合理的に振る舞わないものだとしても、大多数が選択するくらいには合理性がある
逆に義務化によって文化の媒介物としての自動車というものの価値が大きく毀損されたり制限される事になる
安全には変え難いという発想の馬鹿にはわからんだろうが、レースへの投資やスポーツドライビングを極端に志向するような価値観が育まれているからこそ、自動車メーカーは家電メーカーや食品メーカーと比較して高い利益率の商品を展開できる
自動車メーカーもそれがわかっているから、莫大な投資をレースやスポーツドライビングの分野に実施する
モータースポーツへの出資は、広告効果として見れば営業的に赤字なのが普通だが、さらに大きな視点で見れば文化や価値の創生によって莫大な利益を生み出している
そしてこういった自動車文化は、量産車においても同じ事が言える
どんなに素晴らしい伝統があっても、多様な発展を否定すれば、多くの民芸や民族衣装のように「警察」で界隈が溢れ、多様な価値観が摩滅され、業界全体のポテンシャルが落ちていく

AEB装着の義務化は、例えば靴で言えばミドリ安全のすべりにくいデッキシューズしか履いてはいけない、みたいなクソ暴論