一応、それでも壊れた時のことを想定してか、「頻繁にシフトチェンジしないでください」という意味の事を取扱説明書に記載してあるメーカーもありますが、
それほど頻繁にシフトチェンジを楽しみたいユーザーであれば、最初からMT車を買っているはずなので、大多数のユーザーにとっては関係の無い話です。

もし、それほど頻繁で無いユーザーのシフト操作で壊れるような事があれば、それはリコールものと言えるでしょう。


しかし、実際にリコールは起きた

ところが、このCVTのマニュアルモードに起因するリコールが実際に発生してしまいました。

代表的なのがホンダのCVTで、昨年(2015年11月13日)には「アクセルを離して減速中にパドルシフトで2速から1速に変速すると、
CVTのドライブシャフトプーリーに高い負荷がかかり、最悪の場合折損して走行不能になる」という内容で、「N BOX」シリーズや「N ONE」の約10万5千台がリコール対象になりました。

ホンダのCVTは、それ以前にも2013年6月13日に「変速レバーを前進、または後退位置にした直後に急激なアクセル操作を行うと、最悪の場合ドライブシャフトプーリーが折損する」として、
同じく「N BOX」と「N ONE」38万台以上のリコールを出しています。

http://car-me.jp/articles/4429