駐車場の車にナイフで傷をつけた疑いで、33歳の男を逮捕。この駐車場では、これまでにも同様の被害が相次いでいた。
住民は「1台だけじゃない。いい車は、みんな傷つけられた」と話した。
ボンネットに刻まれた傷、別の車にも同様の傷が。
そして、また別の車にも...。
この傷は、ナイフでつけられた傷とみられている。
「駐車中の車に傷をつけている男がいる」という110番通報。
事件が起きたのは、さいたま市浦和区の集合住宅の駐車場。
30日午後6時すぎ、住民から「車に傷をつけている男がいる」との通報を受け、駆けつけた警察官が、この団地に住む無職・上永井 康紘容疑者(33)を、器物損壊の疑いで緊急逮捕した。
被害者は「いま、確認しにきて。(この車?)ショック。いやぁ〜、マジで。これはお金がかかる。ボンネットは、ちょっとお金がかかるんだよね。ここを1回やられて、ここをやられて、で、ここ」と話した。
この駐車場では、2016年2月から2017年にかけ、同様の被害が多発。
これまでに、およそ15台の車が傷をつけられ、住民から被害届が4件提出されていた。
被害者は「去年もやられた。(2回目?)2回目。その時は新車だった。ワックスをせっかくかけていたのに...」と話した。
何度も車を傷つけられたと訴える住民たち。
警察の調べに対し、上永井容疑者は「むしゃくしゃしてやった。折りたたみナイフで、車に傷をつけた」と、容疑を認めている。
上永井容疑者は、過去の事件についても関与をほのめかしているといい、警察は、余罪を追及している。