1976年ロッキー(シルヴェスター・スタローン主演)

 無名の挑戦者が無敵を誇った世界王者相手に絶望的な戦いを挑むストーリー。
当時スターローンは全く売れない大根役者であったがアリウエップナー戦をモチーフにした脚本を製作映画会社に売り込んだ。
映画会社は当初は主演にマックイーん、アルパシーノ、ロバートレッドフォードを起用する条件であったがスターローンは主役の座は断じて譲らなかった。
映画が大ヒットした背景には主役のロッキーとスターローンの境遇が同じであったことアメリカンドリームを成就させた若者に人々は魅入られた。
 また感動的なラストシーンも最後は負けるのですが従来のヒーローストーリーでは例がない斬新な結末。ちなみにファイナルでも最後は判定負けだった、この敗者の美学は「あしたのジョー」を彷彿させる。(スターローンがあしたのジョーの影響を受けたのかは不明)
 モデルは同じイタリア系の世界王者ロッキーマルシアノとされる。
またロッキー4では後のロシアの世界王者クリチコ、ファイナルでは80年代に無敵を誇ったラリーホームズとそっくりなキャラが登場した。

 印象的なテーマソングはシュガーレイレナードや浪速のロッキー赤井英和等多くのボクサーの入場ソングに採用された。

https://www.youtube.com/watch?v=Ip3tXDnfR0Q