辰吉と畑山じゃまた違うんだ。人気の質が
辰吉という人は早熟な天才ぶりが早い段階で一般レベルで話題になって、更に本人の性格が
プロ向きと言うかナチュラルにプロとしてふるまえる部分でほぼボクシングのみで世間の耳目をひきつけ
カリスマになっていった。
畑山の場合は、世界獲る前からボクシング界では話題になってたものの、一般レベルでの話題にはなってない。
東洋王者時代、世界獲る前にTBSの番組で(レギュラー番組時代の筋肉番付だったと思う)、世界戦が決まった畑山の応援企画が始って
最初に畑山の知名度調査を行った。本人はボクシング界で話題になってた事もあって、ある程度は知られてると思っていたが、街頭調査
結果は100人か500人かその辺うろ覚えだけど、それだけの人数に聞いて知名度0で本人が相当ショックを受けていた。
その後スーパーフェザーで世界獲って、初防衛で負けて引退、芸能界入りする。そこでいかに自分の存在が知られてないかを痛感する。
で復帰する。ライト級を獲る、そこで前代未聞の行動に出る。バラエティ番組「ガチンコ」のボクシング企画のレギュラーをやりながら
それと連動してボクシングをやるという行動。これね彼がそれまでの経験から、得た教訓が生かされてるはずなんだ。ボクサーだからボクシングに
集中するとか馬鹿な事言って、ボクシングだけやってても自分の存在に全く付加価値はつかないし、人気も出ないという事を本人は分った
はずだ。

だからね辰吉の人気と畑山の人気というのは違うのよ。辰吉というのは何となく話題になってそこから人気が出たのと、畑山というのはある程度人気の出る事
を目的とした活動をボクシングと連動させてやっている訳。これ大事でねボクシングだけやって実績上げれば人気が出る時代というのはとっくに終わってるんだよ。
それをボクシング関係者やかなり多くのファンが分かってないんだな。例えば内藤が亀2に勝利して一気にメジャー化し、テレビにどんどん出るようになったと次期それに対して、
古参のジムの会長が「違和感がある」とか厭味ったらしく言ったり5chにも(とうじは2chだった)、「内藤テレビに出すぎ」みたいなアホなスレッドが立ったりしてた。
こういうのは控えないと。天性のスターじゃない畑山みたいな成功例がある訳だから。