「自分がプロ転向する時のプロボクシング界が好きじゃなかった。
勝てる相手を選んで試合をする、それがテレビで流れちゃうっていう時代だったんで。」

「自分はそうじゃないと思ったし、やっぱりボクシングっていうのは真剣勝負、どっちが勝つか分からない試合をするからお客さんが熱くなるわけで。
辰吉丈一郎さんだったり、畑山隆則さんだったり、あの沸かした時代を取り戻したいのがあったんですよ。
それはパフォーマンスで客を引きつけるんじゃなくて、ボクシングを見にきたお客さんで溢れ返したかったんですよ。」

プロフェッショナル 仕事の流儀「モンスターの素顔 プロボクサー・井上尚弥」