<<どの選手がこんな技をやってるの?>>

右後ろ足で踏み込んで、右手でパンチする
この技を使えば、通常のボクサーの2倍の速度で
一気に距離を縮めることができます。
http://i.imgur.com/88oKtmB.gif

この技は古くは渡辺次郎やマービン・ハグラーなどの
右利きのサウスポーがよくやる技でもあります。
最近の選手でいえば、内山をやぶったコラレスや
伊藤雅雪なども、この技の使い手です。

足の動きは一瞬のことですから、ど素人の動体視力では判別できません
また目の前でそれがやられても、ど素人の節穴ではとても認識できないから
わからないのです。

<<なぜほかの選手はやらないの?>>

この技は諸刃の剣だからです。使う場所を誤れば、右足と左足を
交差させる途中でカウンターをくらいバランスを崩しやすいのです。
記憶新しいのはコラレスが内山戦で使うタイミングをあやまって
同じ試合でなんと6度もスリップダウンを繰り返しているのです。
なので、通常ボクサーはこの技を知っていてもあえて使いません。
また実践から遠くなった空手や拳法ではもはや型のみでしか使いません
実際に実践のボクシングで使う人はレアといっていいでしょう。

武道空手の「順突き」
https://www.youtube.com/watch?v=jbrbi7V1ABI
2014/05/11 に公開
踏み込む足と同じ側の手で突く、順突きの動作です。