2ラウンドは井上が先に仕掛けたが、ロドリゲスも踏みとどまり、パンチを返す展開は変わらない。最初のダウンシーン。井上は懐に入り込み、右ボディから左フックを上に返すが、ロドリゲスも左フックを返すモーションに入っていた。

2R目の一発目のダウンについては現役王者でP4P候補の田中恒成の解説が一番わかりやすい

>「ロドリゲスの右ガードは高いままなんですけれど、そのガードの内側から入る軌道になるように角度を縦に変えて(縦拳で)、
>顔の正面をめがけたフックに変えることで、側面のガードが高かろうが関係ないパンチになりましたよね。プラス、ロドリゲスも左フックを打ちにきているので、
>体が右側を向く(井上に対して、より正面を向く)。だからこそ、ドンピシャで入りましたし、効いて当然ですよね。あれで完全に決まったと思います」

>左フックの角度を変えたのは、井上の瞬間的な判断だったと田中は見る。