そのトンプソンの村田評がなかなか興味深い。
2年前に現WBO世界L・ヘビー級王者セルゲイ“クラッシャー”コバレフ(ロシア)と対戦し、3回TKOで敗れた経験を持つトンプソンは
「自分は強い選手と試合を重ねてきたけど、村田は彼らと比べても強い選手だと思う。スピードがあるし、あのパワーはL・ヘビー級でも十分する。
コバレフのパワーと同じレベルにある」と断言。いまL・ヘビー級で最もパワフルなパンチャーと言われるコバレフのパワーに、2階級下の村田が匹敵すると力説した。

 当の村田は「いま世界はメイウェザーのようなボクシングが主流で、パワーのボクシングは少ない。けれど自分はコバレフやゴロフキンのような(パワー重視の)ボクシングのほうが面白いと思う。
やっぱり倒したいし、たとえボクシングが変わっても、倒しにいくベースは変わらない」と語り、9月5日も当然KOを狙うと宣言した。