ロベルトデュランとエルネストマルセル
どちらも名王者だが、この両者はチャンピオンになる前に一度対戦したことがある
試合は10回戦で9Rまでデュランがやや押していたが決してワンサイドではなかった
マルセルもクリーンヒットでデュランをたじろがせるシーンが再三あり白熱した試合だった
ところが最終10Rでマルセルが手を出さなくなった時に突然レフェリーが試合をストップ
デュランのTKO勝ちを宣した マルセルは疲れ気味ではあったが決して深刻なダメージ
を受けている様子もなく決定的に一打を浴びたわけでもない。
あっけにとられたような終幕だった。しかしストップが宣告された直後、デュランは
歓喜しマルセルは不満を訴える様子もなく自コーナーに帰っていった
真相は以下のとおり
9回終了後にマルセルはこれ以上試合を続けたくないとレフェリーに直訴したらしい。
しかしレフェリーは試合を続行させた 
マルセルの疲弊度は見た目以上深刻でデュランの圧力に消耗していたようである。
無理やり試合を続行させられたマルセルは10Rは防御に専念するだけで手を出さない
デュランもマルセルの専守防衛の戦い方を持て余していたが、レフェリーはマルセルの
戦い方を戦意無しとみなし試合をストップした。