試合直前、マクドの控室の扉が閉った
マクド「やれやれだぜ」
トレーナー「やっとこぎつけたな、しかし油断するなよ」
マクド「ああ、うまくやるよ、50万ポンドがパーにならねえようにな」
セコンドの一人「早くアサクサのモンジャが食いてぇ」
全員「げらげら」
扉が開き、一行はリングへと歩き出した
トレーナー「おい、リングでシャドーぐらいしろよ」
マクド「わぁってるよ」
国歌が終わり、ゴング前
マクドがトレーナーに囁く
「イノウエのやつ、目が血走ってねえか?」
トレーナー「あいつは飼い犬だ、心配すんな」
ゴングが鳴り、一分後、井上のフックが額に直撃
マクド「いて、このやろ、モロに殴りやがって」
続いてボディに食らい、マクド横転
ダウンのままトレーナーを見る
「しんどいぜ、もういいだろ」
「ああやめとけ、ラッシュ来たらな」
「腹に来やがったら俺吐くぞ」
「大丈夫だ、顔も打たねえ」
井上が襲いかかり、猛ラッシュ
マクドは必死にガードして、頃合に倒れる
トレーナー「おい、さっさと止めやがれ」
レフェリーがTKОを告げる
マクド「はーあ、あの阿呆、二発掠ったぞ」
コーナーに戻り、セコンドの一人が
「やっとモンジャだ」
マクド「うるせー、カス、俺は今から本番だ」
嫁がリングに上がってきた
「だいじょぶかい、あんた」
マクド「うん、なんとか、げろ堪えた、うっ、うっ」