薬師寺戦のために大阪から名古屋まで辰吉のレクサスで向かっていたが大久保トレーナーと辰吉が言い争っている。
辰吉が『もうええやろ』と言い争いを終えようとすると
大久保トレーナーは『なんやその口の利き方は?ここまでこれたのは誰のおかげやと思ってるんや?えっ?』としつこく絡み続ける。
世界戦を控えた選手にそこまで言う必要があるのだろうか。
まして人一倍繊細な辰吉である。

到底、世界戦を控えた雰囲気ではなく辰吉と大久保トレーナーの気持ちは全く噛み合っていなかった。
試合前の計量の場面で辰吉は明らかに苛立っていた。

そして調印式の最中、目を充血させて明らかに酔っている大久保トレーナーが薬師寺とマックに寄っていき
『私が辰吉のトレーナーの大久保です』
『明日はギトギトにどつき回したるからな!』と威嚇してみせた。

数年前には自身の世界戦でパートナーを務めた男が現在世界チャンピオンとして君臨しており、自分が挑戦する側になっている。
薬師寺の成長ぶりに辰吉は怖くないはずがない。
大久保の醜態を辰吉はどんな気持ちで見ていたのだろうか…