28日後楽園ホールで行われたフェザー級8回戦は嶋崎(輪島)が熊谷直昭(T&T)に8回KOを喫した。
試合は初回から激しい打ち合い。ボディーパンチャーの異名を持つ嶋崎に対し熊谷も10勝8KO(5敗)のパワーで対抗する。
6回熊谷は右アッパーで嶋崎に鼻血を噴出させ、左ボディーもヒット。
そして迎えた最終8回、熊谷は右フックで注意を上に向けさせた後、左ボディー一閃。
ワンテンポおいて嶋崎はたまらず座り込み、そのまま10カウントを聞かされている。
もう一つの輪島戦士の試合は、本郷智史(輪島)が吉野ムサシ(八王子中屋)と対戦した。
序盤タイミングを制して先手で左ストレートを決めた本郷だったが中盤、劣勢を意識した吉野が手数とプレスを強める。
試合は次第に乱戦となり、本郷が押し込まれる展開に。
結局本郷が2回KO負けを喫した。

次戦は輪島ジム初の女子プロボクサー縞馬菜摘の試合だ。
嫌な流れを断ち切った素晴らしい試合を彼女ならできると私は信じている。