パンチ力の7割はテクということは、ロッキー・マルシアノは数少ない例外ということか。

マルシアノは教えられも教えられてもジャブがうてないほど絶望的にテクがなく、リーチもな
く、構えや立ち方やパンチの打ち方が不味いとトレーナーに酷評され、おまけにスピードもな
なかった。ベタ足でジリジリと前進しフックやアッパーを相手に叩きつける、それが全てだった。

しかし身体の頑丈さと凄まじいパンチ力で王座を6連続防衛(うち5つがKO勝ち)。49戦49勝43KO
という戦績でKOの山を築き、無敗のまま引退した。

マルシアノのパンチ力はテクでは説明出来ず、ある意味謎だ。