出場停止期間は昨年11月21日から1年間で、今年10月にある16年リオデジャネイロ五輪予選の世界選手権(カタール)への出場は絶望となった。



 清水は昨年10月、AIBA傘下のプロ団体(APB)の大会にバンタム級で出場する予定だったが、その直前にあった仁川アジア大会(昨年9〜10月)にライト級で出場(銅メダル獲得)し
、体調と体重調整が万全でなかったため欠場した。これについてAIBAは「AIBAのテクニカル規則とAPBの大会規則に違反した」として
、先月22日付の文書で日本ボクシング連盟(旧日本アマチュアボクシング連盟、日連)に対し、清水の出場停止▽日連に3000スイスフラン(約39万円)の罰金−−の処分を通知した。

 清水は来年3〜4月にある同五輪のアジア・オセアニア予選(中国)には出場できるが、この時点でアジアの出場枠が絞られている可能性もある。日連の山根明会長は
「AIBAに処分撤回を掛け合ったが、駄目だった。契約でそうなっているなら仕方がない。罰金は既に払った」と釈明した。