スーパー・バンタム級は日本人選手の激戦区である。(略)
こうした面々がそろってローマン挑戦を目論んでいたのだ。

さらに、ローマンが「与しやすいチャンピオン」と見られていたことも“ローマン人気”を高めていた。
特別にパンチがあるわけでもなく、スピードがあるわけでもなく、明らかにやりずらそうなテクニシャンというわけでもない。
23勝(9KO)2敗1分という戦績も「難攻不落」という印象からは程遠い。

昨年9月、神戸で前王者の久保隼(真正)を圧倒し、9回TKO勝ちでタイトルを奪った姿を日本で披露した上で、
なおこのような評価だった。

大橋陣営はライバルたちとの競争を勝ち抜き、ローマンを日本に呼び寄せることに成功した。
正直なところお金もかかったが、赤字覚悟でも松本を世界に挑ませたい、というのが陣営の熱意だった。
http://number.bunshun.jp/articles/-/830068