ホプの試合運びの上手さについて、どういうところが有効か俺が思った事。

1.地味で目立たないがフットワークで相手との距離を常に神経質なまでに
  自分優位の距離に維持し続けてる(相手のパンチは当たらないが
   自分のパンチはギリギリ当たる間合い)
2.ありとあらゆる場面、状況での効果的なフェイントの多用
3ハメドみたいに派手ではないが「何で今?」という場面でいきなりノーモーションで
素早く伸びるパンチをよく打つ
4.同じ様に、ソコソコのリズムで打ち合いをしながら、緩急の差をつけて時々、別人の様に
高速のパンチを打つ。相手は予測してないのでカウンタ―気味にもらったりする。
5.とにかく相手に試合の「決め手」となる攻撃をさせない、かわしたり
全力の右ストレート打つな、と感じた瞬間に一瞬先にジャブやワンツーなど速いけど
軽いパンチを打ったり、ボディ打ったりして決め手になりそうなパンチ
を打たせない。相手にとっては「よし今効いただろ」的な「手応え」がない
まま試合が進む。全般的に相手が攻めようと感じた瞬間に一瞬速く自分が攻める
いわゆる「防御のための攻撃」が多いような気がする。
6.とにかく試合のペースをどんな手段を使っても相手に握らせない
もはや試合に費やすエネルギーの全てをその事に使っている感じ
7.他の選手には普通に手出しまくる選手たちがホプと対戦すると
蛇ににらまれたカエルのように極端に手数が少なくなり、見合う場面が多い。
これはレベルの高い対戦相手ほどそう。ロイジョーンズとか。
何かの手段で強烈なプレッシャーをかけてるのだろうが
常に大なり小なりいろいろフェイントをかけ続けていて手出しにくいのか?
年齢の割にスピードやパンチへの反応が速いのでカウンターとられる
のを警戒しているのか?
8.ヤバいと感じたらどんな体勢からでもすぐうまくクリンチにもっていく
(これはレスリングの練習が役に立ってるのか)
そして普通のクリンチよりなるべく長く粘ってスタミナの消耗を遅らせる。

今のところ思ったのはこんなところ。