70年代の、「誰が今は亡きビートルズの後継者になるのか?」という風潮のことである 
  1960年代、ビートルズをはじめとするブリティッシュビートの影響で世界中に無数のバンドが生まれたが 
  (日本でいうグループサウンズみたいなのがそれこそグリーンランドとかスリランカに至るまで世界の隅々にゴマンといたわけだ) 
  しかしそれらの音楽性はあまりビートルズに似ていない 
  ストーンズ、ヤードバーズ、ゼム、プリティシングスなどのパクリっぽいのが多かった 
  要するにビートルズは真似しようとしてもなかなか真似できないわけで 
  後続バンドがようやくビートルズっぽい感覚を出せるようになるのは70年代以降だったりする 
  やがてパンクやダンスミュージックなど非ビートルズ的な音楽性の隆盛を経て 
  90年代のインディーズやあとなぜかカントリーだとかワールドミュージックとかの世界で 
  ものすごーくビートルズ臭いのがうじゃうじゃ出てくるわけだが 
  数が増えすぎるとそれはそれで俺的にはありがたみが薄れたりした