・2位:ファンフルーテン(オランダ)
 (フィニッシュの瞬間)優勝したと思い喜んだ。その直後、自分が愚かさに気づき、そんな表情の私を見た他の選
手たちが不思議がっていた。いつもなら情報が共有されるところで、監督の持つ機器の電波が悪く、状況が把握でき
ていなかった。
 残り10km地点で(逃げ集団とのタイム差が)45秒だと聞いていて、混乱していたのはオランダチームではなく他の
国の選手たちも同様だった。最も重要なレースで、いつも使っている無線が禁止されていた。それはレースを面白く
するかもしれないが、同時に混乱も生んでしまう。


泣けてきた