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あれはヨーロッパでは「晴れわたった澄んだ空の色」ということになっています。
「みどりっぽい空はおかしいはず」。

じつはイタリアの特有の色ではなく、英国では同じ色が「ケンブリッジ・ブルー」としてルネッサンスの頃から使われています。
聖母マリアの色なのです。
ビアンキが使う以前に、ケンブリッジ大学ではあの色は運動選手のマフラーや審判の帽子の色に使われています。
私は「ファウスト・コッピ」の時代の実車を、イタリアから写真撮影のために航空輸送されてきたものを、
箱から出して実際に、実車を仔細に検証したことがあります。本物のイタリアものはもっとブルーがかっている。
台湾ビアンキは緑色が強い。
これはイタリアから送られてきたもののほか、同時代のメーカーレプリカを2台ほど歴史的車輌市場で買ったこと
があるので、色が違うことははっきりしています。

たぶん、台湾の関係者をはじめてとして、みなさんファウスト・コッピ時代の実車を見たことが無いのだと思う。