それと、Alfine 8sをオイル潤滑化(する為の準備を)してみた
オイル充填はまだしていない
https://i.imgur.com/jmqYHy5.jpg
https://i.imgur.com/sPLxhl7.jpg
https://i.imgur.com/v27Wpge.jpg
https://i.imgur.com/bb7qYdN.jpg
https://i.imgur.com/cn4DCLk.jpg

実測と計算上は、フランジ内側から11.65mmの位置を穴の中心にすれば胴の稜線上にドレンボルトの外周が接する筈だった
実際に加工してみると、オイルポートはややフランジ寄り、フライス加工の円形平坦面は更にフランジ側と円周方向にずれた
https://i.imgur.com/6j81Vbc.jpg
加工物の固定と位置合わせがお粗末だったせいだろう
https://i.imgur.com/kWzgHTG.jpg
誤差の範囲で吸収出来たのは不幸中の幸いだった

加工設計に際してまず問題になったのは11sのポートの凹みの深さも径も分からないということで、
https://3.bp.blogspot.com/-XYa_AwY_ZFI/WQ2i51-TzkI/AAAAAAAAL00/O_8QZYQLYf0o265x_ld4xBRkR0GD0tQkACKgB/s1600/IMG_20170506_101810183.jpg
11s純正ボルトのOリングの線径と径、標準的なリング溝設計表から深さ1mm、径9.7mmと推測(写真右は最終的な設計で採用した銅パッキン)
https://i.imgur.com/Aa9Nn2s.jpg
Oリングの溝設計@ (溝形状と溝寸法)【Oリング・パーフロの桜シール】
http://www.sakura-seal.co.jp/category/1929189.html

次に問題になったのがハブ胴の肉厚で、一番厚い稜線部分でも3.4mm程度
そこからOリング溝の為に円形に1mm掘り下げると、ポートの厚みは2.4mm以下
加えて、ハブ胴は曲面なので平坦面を掘ると軸方向と円周方向で深さが違ってしまう
かといって、溝の深さを同じにする為に一回り大きな円形平坦面を用意するとポート厚が約2mm以下になる
厚みが3mmを切るとボルトの先端がハブ内に飛び出始めるのみならず、ピッチがM6並目(1mm)なので締結力が大きく下がる危険がある

結局、ポート厚(=螺子穴厚)をどの程度確保すればボルトの固定力や封止性能、ハブ内部品との接触に問題が出ないか判断がつかなかったので、
溝掘りが必要な純正のOリングではなく、単に接触面が平坦であればよい銅パッキンを使う事にした
結果としてポート厚は3.1mm前後を確保、ボルトの先端はハブ銅内側と面一になる微かに手前で止まった