君と全く同じ。25年前の事故のトラウマから逃れて六月にインプルソ。
ところが剛性一遍同なアルミのツマラナサに絶望して、30年前のカタログ最安値だったビアンキ・スペチャーレが恋しくてたまらない。
クロモリ特有のしなやかさと感動的なバネ的超常発進、それに致命的でもある不安定で神経質なハンドリングが、だ。

五か月乗ってアルミが解けてフレームがグニャになって身体のなかに入ってくるようになり俄然楽しくなってきたのだけれど、
これはアルミ特有の崩壊過程でもあるのだと理解できるのが無念だよ。
で、クロモリを再考すべく11月の幕張サイクルモードでメイカーに事前にリクエストしてパナモリORCC01に試乗した。
高品質であることがありあり。なによりも乗り心地がこなれてきたインプルソに酷似していたのが驚きだった。
色は美大卒だから楽しくやる。七十歳近いけどこれからも乗るとすれば、チェレステ鮮烈の老いていくインプルソと日々新たな靭性の01の組み合わせだ。