月明かりに照らされて、それは不気味に黒光りする。いや、紅、とも表す事ができるだろう。
それは不気味な冷笑を浮かべているようにも見えるが、かえって、私に微笑みかけているように見えないか?と聞かれたら、直ぐにNo,と答えられる自信はない。
また個性豊かな星々が、宇宙と云う自然のキャンパスに輝いている中、それは自らを保ち、漠然と、そして悠々とそこに存在している。だからどうした?と言われればそれまでだが、それにはそうは言わせない、素敵な魅力があるのさ。
混沌としたこの世界。漆黒のヤミに包まれたそれは、あらゆる業火烈火に耐え抜き、かつ優雅さをなくす事なくそこに佇み、見る物を瞬時に感慨に耽らせることもできる。
そんな姿に虚無感すら感じる。
その内に秘めたるは新たなる旋風を纏った煉獄の魂。それを超越するものはこのちっぽけなWorldに存在しないと思うよ?それの名は・・・・・・・・



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