「子どもたちの夢壊した」元ハンナリーズ選手 窃盗初公判
10/11(木) 20:03配信 京都新聞

飲食店で女性の財布から現金を盗んだとして窃盗罪に問われたプロバスケットボールチーム「京都ハンナリーズ」元選手、
坂東拓被告(26)=京都市伏見区=の初公判が11日、京都地裁(入子光臣裁判官)で開かれた。
坂東被告は起訴内容を認め、「多くの子どもたちの夢を壊してしまった」と述べた。
検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。

起訴状によると、8月29日午後10時半ごろ、伏見区の飲食店で、知人女性(26)がトイレに立った隙に、財布から現金8万5千円を盗んだとしている。
検察側は冒頭陳述で、出会い系アプリを通じて知り合った複数の女性の財布から現金を繰り返し盗んでいたと指摘した。

被告人質問では、生活費の足しにするため、同じような手口でほかにも6件の犯行に及んだと話し、
「チームや応援してくれた人の信頼を失い、バスケをする資格はない」と述べた。
弁護側は「被害者が被害届を取り下げている」などとして、罰金刑を求めた。