飼い猫にマイクロチップを 迷子識別、適正飼養推進へ 奄美市が装着費用助成(南海日日新聞) - Yahoo!ニュース
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奄美市環境対策課は7日までに、飼い猫へのマイクロチップ装着支援事業の受け付けを開始した。奄美市に登録している飼い猫が対象。チップ装着費用(約5千円)の全額を助成する。期間は18年3月末まで。

 事業は来年夏を目指す世界自然遺産登録に向けた取り組みの一環。飼い猫の適正飼養を推進して猫の野生化を防ぎ、野生生物の保護を図る。
チップを装着することで、迷子になった飼い猫が識別できるほか、飼い主の責任が明確になることで遺棄の防止にもつながる。

 奄美大島5市町村は今年4月、猫の適正飼養管理条例を改正し、飼い猫へのマイクロチップの装着を義務付けた。来年1月1日からは条例の義務違反者への罰則規定(5万円以下の過料)も施行される。

 チップ装着費用の助成対象は奄美市民で、市民税などを滞納していないことが条件。動物病院で施術する前に、役場窓口への申し込みが必要。予定数(300匹)に達した時点で受け付けを終了する。装着費用以外の初診料などは自己負担。

 奄美市環境対策課は「飼い猫のためにも、できれば室内で飼育することが望ましい。チップを装着して所有者明示をしっかりしてもらい、終生責任を持って飼ってほしい」と呼び掛けている。