3年生の引退どうすれば 高校総体中止に悩む選手や指導者
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国高校総合体育大会(インターハイ)とその予選となる県高校春季総合体育大会が中止になった。ほとんどの競技の三年生にとって、

両大会は集大成の舞台で、突然引退を宣告されたも同然だ。秋以降は大学受験や就職の面接も控える。指導者たちは教え子のためにと、引退の時期を探っている。 

 「どう三年生に声を掛けたらいいのか、言葉が見つからない」。勝山高男子バドミントン部の牧野智幸監督は、苦しい胸中を明かした。

 選手たちは二月末から登校できず、春休みに少し練習したくらい。休校が続く中、選手には無料通信アプリLINE(ライン)で毎日、トレーニング内容を報告させていた。

部活動の区切りは考えている途中だが、最後の機会に、と夏の県民スポーツ祭を挙げる。「進学準備もあって、県スポ祭がラストチャンスだと思う。

(十月の)国体に絡む選手はそこまで機会はあるが、このままなら国体開催も正直厳しいだろうから」

インターハイが中止となり、救済策として全国高等学校体育連盟(全国高体連)は部活動が再開できた都道府県で、県レベルでの大会の開催検討を要請。しかし、県高体連としては代替となる新たな大会の開催は想定していない。

「3年生の引退どうすれば」 高校総体中止に悩む選手や指導者:福井:中日新聞(CHUNICHI Web)





「苦渋の決断、理解して」 高体連、全県高校総体の中止決断
2020年5月8日 17時40分 掲載
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県内の校長が集まり開催可否について話し合った評議員会
 秋田県高校体育連盟(高体連)は8日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6月に集中開催を予定していた第66回県総合体育大会(全県総体)の中止を発表した。1955年の第1回大会以来、中止は初めて。

 全県総体は5月29日のサッカーと陸上を皮切りに、6月5〜9日を主会期に各地で開催する予定だった。中止はバレーボールやフェンシングなど29競技で、10月の駅伝、来冬のスキーの開催可否は今後検討していく。