よく持ち出される論文のエビデンスとしては
榎本靖士「ケニア人長距離選手の生理学的・バイオメカニクス的特徴の究明〜日本人長距離選手の強化方策を探る〜」
ですかね

背屈してない(トップ選手)ランナーはいないので、問題は角度になります。
少し話しがややこしくなるのですが、この板に現れる「フォアフット警察くん」は、実は一理あるんですよね。(私はそうは思わないけども)。
フォアフット警察くんは「大迫のフォアフットは本当のフォアフットじゃない」と主張しているのは、おそらく、前言の論文からだと思われます。
なぜかというと、ケニア人ランナーは、背屈の角度が大きく実は「接地時間が長い傾向」にあるのです。
大迫や設楽悠はフォアフットでストライド走法ですが、その特徴は、接地時間が短く滞空時間が長く、背屈角度が小さのですね。(跳ねるようなフォアフット走法で走る井上ひろともその傾向にあります。)
先日のぎふ清流ハーフマラソンで解説の金哲彦が的確な解説をしています。
「設楽くんは接地時間が短く耐久時間が長いので追い風にはスピードがでます、他のケニア人ランナーと比べてみてください」
ぎふハーフの動画はありまんでしたので、直近の27分台を出した【GGn】男子10000m(2019-0504)
PMをしているカロキや他の選手の設楽悠の接地時間を比べてみてください。
ちなみにこの映像で背屈していない選手などいません。
https://youtu.be/d_gr_18ySPI

もし興味や疑問があった場合は、ランニングにおけるバイオメカニクスの論文は数多とあるので自分で調べてみるのがよいでしょう。
http://www.kozuki-foundation.or.jp/ronbun/spresearch/spres12_tanji.pdf