「体幹うねうねでも体幹固めてでも、どっちでもよい」
「自分に合う方を選べば良い」
だと?
そんなんだから日本短距離はいつまで経ってもドマイナー種目なのである
「自分に合えばそれでいい」なんて言っているやつは、
短距離に限らず、人類がスポーツに取り組むときに暗黙のうちに認めている「大前提」を忘れているのである
それは大前提であると同時に、人類の、スポーツに対する信念、プライドでもあるだろう
その「大前提」とは、「ハイパフォーマンスは必ず美しい」というものである
そもそもスポーツというのは、人類が勝手に定めた「ルール」に基づいて行われる「遊び」にすぎないのであって、
衣食住の確保などと異なり、人類が生きていく上で、なくても困らない類のものである
なぜそんなものに必死で取り組むのか?
それは人類が、「その先」に「美しい何か」が待っていることを確信しているからである
その確信にも関わらず、スポーツにおける「ハイパフォーマンス」が、全くもって美しくないものだとしたら?
なくても困らない「スポーツ」なるものにわざわざ貴重な時間をかけて必死に取り組み、
ようやく到達した「境地」が美しくもなんともないとしたら、一体何のためにスポーツに取り組んだというのか?
何の価値もないではないか