桐生 ハムの違和感から速い動きを避けて250mなどの長い距離をこなし持久力と省エネセンスが向上。同時に瞬発力は低下(トレードオフ)
    よって全力スタートを選択しても加速度・最高速度到達が共に遅い。が、スタミナは大量に温存できたので失速度合が減少し9秒98に繋がる

多田 連戦の疲労は間違いなく有ったが、桐生に対して自信を持っており堂々と勝負に臨む。のみならず、前述の桐生のあまり速くないスタートと相俟って
    70m付近まで自分十二分の走り。並ばれた後も残り30mと短かかったのでガッツで乗り切って自己ベスト

伊東 98年は五輪・世陸が無い谷間の年だったので基礎体力向上と技術探索に充てる。と言っても9月30日〜10月4日に開催された日本選手権にて100m10秒08
    200m20秒16と両種目とも日本記録更新、200mにおいては生涯ベスト。タイム的には非常に高レベルのパフォーマンスだが、フォームは明らかに色々と探っている模様
    その2か月後、明らかにアジア大会を度外視したウエイトトレを積み重ねたとしか思えない巨大な臀筋を持ってアジア大会に参戦
    明らかにスタート練習を怠った遅いスタート且つラスト流すも10秒00