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2016.2.29 05:03
東京マラソン(28日、東京都庁前−東京ビッグサイト=サンケイスポーツほか後援)
全体の10、11位で日本勢2、3位に入った下田裕太(19)=青学大2年、一色恭志(21)
=同3年=を指導する青学大の原晋(すすむ)監督(48)が代表選考のあり方に持論を展開した。

 「下田を(五輪)代表の大本命にあげるべき。伸びしろは120、200%ある。(2020年)
東京五輪を逆算して誰が一番大切なのか。絶対(リオ五輪を)経験させるべき」

 学生を積極的にマラソンへ挑戦させるなど陸上界の常識を覆し、青学大を2年連続箱根駅伝優勝に
導いた名伯楽の投じた一石に対して、日本陸連の酒井強化副委員長は「(代表選考に)将来性は入れていない。
基本的には順位で選ぶ」。タイムと順位が優先される原則は崩さないことを強調した。 (角かずみ)

1988年ソウル、92年バルセロナ五輪マラソン代表の中山竹通氏
「原監督の気持ちは理解できるが、五輪でなくてもマラソンの経験は積める。国内でなく
欧州など、世界中の大会に参戦すればいい。将来的なことを選考理由に挙げたらきりがないし、
それでは他のランナーに示しがつかない。もっと全体のことを考えないと」