近年の箱根駅伝見てて昔とだいぶ違うと思うのは
マラソンで世界目指してるトップクラスの選手のモチベーションがけっこう低い
通過点にすぎないから、チーム成績悪くてもアッサリしてる

その一方で、箱根でランナー人生終えたり、就職のために実業団で駅伝するレベルの「その他選手」は
いまだに一定のモチベーションを維持してる
この二極化は昔からあることだけど、近年は加速度的に格差拡大してる

問題は、「その他選手」が圧倒的マジョリティーで、トップクラスはマイノリティなので
どうしてもレベルの低い方に引きずられてしまう
「プロ」という選択肢があればいいんだけど
どんな有望な選手がどんなに頑張っても、立場上セミプロやアマチュアなので
サッカーや野球のようなピラミッド型のヒエラルキーの構築が難しい

もちろん関係者のなかには何とかしないとダメだと思ってる人はいる
短距離陣の五輪での活躍も心理的プレッシャーになってる

20年後、というより20年内には
箱根駅伝は全国の大学がエントリーできるようにせざるをえなくなる
というのも、三大駅伝の統廃合は時間の問題であり
そうなると箱根駅伝には不利な条件が多い

まず、関東学連傘下の大学しか出れない地方大会である点
つぎに、無意味にサディスティックで国際大会に直結しないコース設定
「格」でも当然、出雲や伊勢には劣る

そんな中、既得権益を死守したい新聞屋と広告代理店と学連は
「箱根駅伝が開く世界の扉〜4年後の東京へ」
いまだにこんな妄想レベルのダダをこねる

正解は…
「箱根は五輪への袋小路」
「箱根を越えるとメダルは遠のく」
「三大駅伝はマラソン選手の墓場」