アルバム全曲レビュースレ in アニソン板
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商業誌/サイトにありがちなオブラートにくるまれているようなレビューではなく、率直なアルバムレビュースレ。 CDを購入する際の参考になればと思います。 ■関連 アルバム全曲レビュースレ 18th(邦楽板) http://music8.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1209871679/l50 邦楽板アルバムレビュー保管サイト http://www10.plala.or.jp/puusan/review/al_dom/al_domtop.htm >>214 書く予定なら水樹奈々の新作お願いします 他の人にも広く知ってもらいたいなら邦楽板、別にそうでもないならここに レビュー書き込むってことでFA? >>216 それでFA。 邦楽板にビジュ系やアニソンレビューが書き込まれることはままあるが、ビジュアル板のレビュースレとここのスレに畑違いのアルバムが投下されることはない。 初心者が水樹奈々の新作書いてみました 水樹奈々/ULTIMATE DIAMOND 01.MARIA&JOKER★☆ 1曲目からちょっと反則気味とも思える感じ。 所謂テンポの良いJAZZテイストで構成されているわけだが 曲調や効果音からルパンやビバップのOPを想像することも容易。 水樹の伸びのある歌い方でなんとなくまとめられてしまっている曲。 効果音とか正直いらないかも・・・。 02.悦楽カメリア★★★ ギターとドラムの絡み合う熱いロックな曲。 途中途中で入る和のテイストが良いアクセントになっていて 曲全体の疾走間を出している。 サビはちょっとメタルっぽい? 作詞は水樹自身が担当。 03.PERFECT SMILE★★★☆ 02からの流れできて、ここでいきなり印象が変わると思われる。 タイトル通りの笑顔になれそうな爽やかポップソング。 04.Trickster★★ 18thシングル。 同シングル収録曲がアニメタイアップであったせいか これシングル曲だと知らなかった・・・。 サビ以外でシンバル音がやたら目立つってて薄っぺらい感じもする。 もうちょっとベース音で厚みが欲しい。 05.Mr.Bunny!★★ 90年代風の打ち込み曲。 曲調は青空を想像させる明るい感じで飲料水のCMにでも使われそうだけ 詞の内容は失恋ソングという罠。 06.沈黙の果実★★★☆ 力強い歌い方とストリングス系の音が全体を盛り上げている曲。 ストリングスとの絡みはやっぱいい。 07.Brand New Tops★★★★ 鍵盤から始まるイントロで一瞬騙されるwww ”WOW WOW〜”から曲全体の空気がいきなり変わる。 良くも悪くもアニメのタイアップになりそうな曲。 でもこういう元気な曲嫌いじゃない。 08.少年★★☆ 作詞・作曲:矢吹俊郎 「矢吹俊郎」という名前は聞いたことあったけど 水樹の前はまっくんのプロデューサーだったのか。 ファンのみなさんには周知なんでしょうね。 コーラスとかサビとかどうりで同じ臭いを感じるわけだ。 09.Gimmick Game★☆ まあまあよくある感じの打ち込み多様の曲。 正直そこまで強い印象を受けない。 10.Dancing in the velvet moon★★★ 18thシングル。 特別説明しなくても「ロザバン」のED曲として御馴染みでしょうか。 この曲の終わり方が何故か好き 11.ray of change★★★★☆ アコースティックギター(クラシックギター?)の音色がいい。 打ち込み多様やエレキギターガンガンでなくても全然カッコイイです。 12.深愛★★★☆ 19thシングル 今作品の中でちょっと異彩を放っている感じを受けた。 聞き込むにつれて曲に引き込まれるスルメソング。 こういう曲もきちんと歌えるのが水樹奈々の強みなのかも。 13.蒼き光の果て -ULTIMATE MODE-★★★ 出演していたアニメ「AYAKASHI」のキャラソンのアルバムバージョン。 原曲がわからないのでどのようにアレンジされているのかわかりませんが 曲とボーカルのバランスがすごく良いと思いました。 例の事件で収録予定曲との差し替えになった曲らしいです。 14.Astrogation★★☆ 18thシングル。 テンポのある打ち込み曲。 ライブの終盤で歌われそうなイメージを受けたが 作品的にも終盤だからそういう位置なのかもしれない。 15.夢の続き★★★☆ 作品の最後を締めるバラード。 それだけに水樹奈々の”歌”というものが堪能できる曲。 今の自分の気持ちとファンに対する気持ちを歌ったであろう 本人作詞の歌詞にも注目。 総評★★☆ 声優のアルバムがオリコンで1位を取ったということで世間的にも知られたであろう作品だし シングル曲が3曲収録されていますが 期待大で聞くとちょっと物足りない感じもするかもしれません。 そこでアップテンポ以外の曲にこそ注目して欲しい。 水樹奈々の歌唱力とそれを熟知しているスタッフ陣の仕事は流石です。 入門編としてではなく他の作品を1,2枚聞いてから聞いて欲しい作品かもしれません。 昨日このスレ読んで影響されリクもあったのでがんばってみましたが アルバム全曲レビューするのってかなり大変ですね。 自分の表現力のなさに涙が出そうになった・・・。 曲のレビューというか単なる感想文みたいなことになってしまいましたのでご容赦ください。 先にいろんな作品書いてる方々に拍手。 ですこちっくは入っていないのか Album verとか欲しかった >>218-221 乙です。 誠実で簡潔な良いレビューだった。 安心しろ。 自分はこんだけ書けないし、書く気が出ないw 個人的には周囲から支持されている「Gimmick Game」の感想が全く同意で嬉しい。 >>167 >>221 この評価の違い・・・・。 同じ声優でもすげー差だな。 牧野の生歌はそんなすごいのか。 今度いってみよう。 生だと田村と水樹って結構すごいほうだと思ってただけに。 それと評価は横と比べるものじゃじゃなく個人単位の縦の時系列として見るべき このスレでいちいち煽るような書き込みしてほしくない >>229 星マークなくしてりゃそれも通用すると思うけどね。 マークの評価低かったらそれが好きな信者には印象悪いだろ。 レビューなんだから内容だけで星なくせばいいんでないの >>230 確かにここはレビュースレだけど「率直な」レビュースレだからな。 目に見えてわかるはっきりとした評価ってのも必要じゃないの? 好きな歌手(声優)だからって理由で星をたくさんつけるレビュアーなんてそういないしね まぁ中には時々そういう人もいるけど アンチだからとか諸だからとかじゃなくて単純に音楽を評価した結果が星の数なんだろ 個人的にレビュースレは自分のまだ知らない歌手の評価が見たくて来てるなww今度聞いてみようって気になるしw 星の数はあまり気にしてない 単純に音楽を評価した結果とかは少しも思わないけど 所詮嗜好があるというのは割り切った上で見てる >>231 まぁ、趣味趣向がある世界だからな音楽なんて それを★で評価するんだから割り切って読んでればいいのかも 持ち上げすぎも読めば判るからなー メインストリートは外れだった。俺的に☆ 天球の音楽 はかなり良かった。★★★★ マキノユイ。 前作に比べてイマイチ。★★★☆ 僕はまだ何も知らない。/石川智晶 See-Sawの時よりいい感じ。★★★★ 誰も教えてくれなかったこと/石川智晶 アルバムオリジナル曲があまり印象に残らない。★★★☆ ホワイトパルセッション/ELISA アニメタイアップが3曲と少ないものの、全体的に良くまとまっている。★★★ かぜよみ/坂本真綾 坂本真綾のCDはこれが買うのが初めて。今まで知ってたけどスルーしてた。これはタイアップ多いなぁと思って買った。この人の声は人によって好みがあるような気がする。★★☆ Leer Lied/kukui ローゼンメイデンのベストアルバム聴いていると癒される。★★★ May'nはフルアルバム出すのは早すぎると思う。メインストリートが期待外れだっただけに。 鷺巣詩郎プロデュースなので大いに期待>May'nフルアルバム 保守ついでに再び同人レビュー。 「Aramary在籍時の第一期Sound horizonをもう一度」をコンセプトに結成された女性二人組ユニット Krik/Krakです。 ちなみに自分はサンホラはCDレンタルして好きな曲だけ聴く程度。 ストーリー云々は大体解りますがあんまり興味ありません。 Krik/Krak 黒い森 Akt. 1:囁く者達の言葉(問題提起) プロローグ。映写機音をバックに語りが入る。幕開けと同時に観客の拍手。 ブックレットを見ると曲目リストの上には「Programm」とか書いてるし、 今作はアルバムを通して1本の映画(もしくはミュージカル?)を表現するというコンセプトみたい。 と、思いきや…。 Akt. 2:黒い森(連動のSchalter《Α》、彼方にて幕は閉じ) ★★★★☆ 弦楽器とクワイアが印象的なアップテンポ(シンフォニックロックって言うのかな?)のアルバムOPテーマ。 タイトル通り真っ暗でひたすらシリアス。 コーラス⇒A,B,Cメロ⇒サビ⇒語り⇒D,E,Fメロ⇒サビ⇒コーラスと超アイディア満載な曲展開。 A,Bメロはマイナー歌謡曲のお手本のような低空飛行で起伏の無いベタな歌メロ進行(「太陽がくれた季節」のAメロみたい)なのに、 Bメロの途中くらいからオリジナリティー全開(破綻寸前?)な感じで階段状にどんどん音階が上がっていって、 ついにサビではソプラノ(C5/hihiC)に達する(ちなみに最低音は多分A3)。 かなり無茶だけど全体的にすげーかっこいい。 一方で、曲の進行に沿って徐々に増えていく楽器隊や 同人の曲にありがちな「単に歌メロをなぞってるだけ」と「対位旋律が全く合っておらず不協和音になってる」 のちょうど中間を上手くとっているストリングスなど、歌メロの無茶っぷりとは対照的に編曲は凄く丁寧。 「知識も技術もまだ発展途上の素人が、創作意欲とセンスと努力のみで音楽を創り上げた結果、 ものすごく歪だけどものすごくキャッチーな曲ができあがる」 というまさに同人音楽の醍醐味を感じることができる一曲。 Akt. 3:光る足跡(黒い絵本、其の壱) ★★☆ 再び映写機音と語りから始まる民謡3拍子曲。 2,3曲目共に森の歌で、所々に木々のざわめき音が入るんだけど、1曲目に出てきた拍手音とモロかぶっとる!SE手抜きしとる('A`) と、思いきや… Akt. 4:魔女の家 I(台上にて少女は嘆き) ★★☆ 再び民謡3拍子の小曲。2曲目のような曲調よりもこういうのが得意みたい。インパクトは薄いけどそれなり。 ちなみに曲名がAct.○○とか書かれてるのは実際の表記通りです。 あと語りの声はAramaryそっくり。 ヴォーカルは癖が無い歌唱で細く高い声。似てると言えなくもないかな、という感じ。 Akt. 5:魔女の家 II(檻中のRegel、暴君は全てを蹂躙すべし) ★★★★ 弦・管・鍵盤打楽器・スネアドラム・ティンパニ・コントラバスなどオーケストラ編成で派手かつ軽快に演奏し(打ち込みだけど)、 二人の登場人物の掛け合いもとてもテンポが良い、これぞメルヘンミュージカル!という感じのインパクトが強い曲。 サンホラよりもクラシックや童話的要素が強く、むしろディズニーの曲みたい。 サンホラに影響を受けて作っているはずなのに、そのサンホラが影響を受けている真の本家(?)に似てしまっているという不思議な現象。 (というわけでディズニーのクラシック的アニソンミュージカルの大名曲である「ノートルダムの鐘」を置いていきますね↓↓) http://www.youtube.com/watch?v=LYjhg0HtZVk Akt. 6:魔女の家 III(嚥下する獣の食卓) ★★★☆ カノンのフレーズをアレンジしたイントロから始まる底抜けに明るい曲。しかし無闇に明るい曲調とは対照的に歌詞は…。 そして後半は劇的に展開が変わる。 どんどん展開していくメロディの一つ一つがせっかく良くできてるのに、 1番、2番と使いまわしせずにそれぞれ1回ずつしか出てこないのがもったいない…とか思ってたら、 他の曲のメロディーがアレンジされて再登場して来たり、歌メロの使われ方が独特。 これが物語と音楽をシンクロさせる物語音楽の特徴なのでしょう。 ちなみに本アルバムは「全曲合わせて一つの組曲」というコンセプトらしいです。 Akt. 7:満月の墓穴(黒い絵本、其の弐) ★★☆ ピアノ・弦楽器・鉄琴で演奏される3拍子バラード。 タイトルや歌詞から3曲目と対応してるのは解るんだけど、一聴しただけではどう関係してるのか良くわからない。 歌詞が抽象的過ぎて他の曲との関係性も? 謎が残る曲(もちろんそれは後になって解る)。 Akt. 8:黒い森の御伽噺(Marchenkonigin) ★★★☆ 2曲目をベースにメロディや編曲、調などを弄って無理やり明るく仕立てた曲。 いくら明るくしようとしても原曲がアレなので、もの凄く無理やり感満載で、不穏さが滲み出ている怪曲。その明るさが逆に気持ち悪い。 なんか明らかに場違いなエレキギターが後ろでギャンギャン鳴ってるし… もちろん歌詞も…。 Akt. 9:再び、囁く者達の言葉(耳を貸すべからず) ★★ 終始語りでボーカルはなく、本作品の世界観というか基本的な概念というかそういうのが語られ、核心に迫る曲。 全体的にすごく寓話的な雰囲気の本作品の中で、この曲は作者の価値観が丸裸で露になってる感じがして異質。 内容も作者の自己満足要素が強いし若干押し付けがましいような気がする。 (だからサブタイトルが「耳を貸すべからず」なのかな?) でも、この曲が浮いてるのにも実はちゃんと意味がある。 Akt. 10:黒い森(連動のSchalter《Ω》、此方にて幕は開く) ★★★☆ とりあえず幕を閉じるEDテーマ。のくせしてサブタイトルが「幕を開く」な、暗くメロディアスなミディアムテンポ曲。 今までイマイチパッとしないようなメロディの曲や纏まりのない曲もちょこちょこあったけど、 これはいい感じに纏まってる上フックがあって完成度高め。 (でもやっぱりサビ突入でいきなり1オクターブ以上上がる無茶っぷり) Akt. : (連動のSchalter《Α-Ω》、即ち暗夜の大天幕) ★★★ 最後にアルバム全体のトリックに対するヒントが出され、再び最初から聴く破目にw 総評: ★★★ 一通り聴いて見た第一印象は、「Sound horizon+ひぐらし」。 こだわりや仕掛けのあるブックレット、SEや語りの多用などが特徴。アルバム全体で一つのお話を作るコンセプトアルバム。 で、とりあえずなんとなく話の大筋というかシルエットは掴めるんだけど、「で結局なんだったの?これで終わり?曲順ってこれでいいの?」みたいになって、 実はアルバム全体を通してメタ的大仕掛け(っていうのかな?)が隠されている、という感じ。 雰囲気はひたすら閉塞的で暗い。 曲に関しては霜月はるかみたいな地味目な民謡曲を中心に、 所々インパクトが強い変な曲や、弦やヴォーカルが起伏の激しいメロディを奏でるアニソンらしい曲などが配置されている。 (どっちかというとアルバムの核になってるのはこれらの「その他の曲」群) #2、#5辺りは曲単体で見てもかなりキラー曲。 謎解き要素を楽しんだりブックレットと睨めっこするのが好きな人や、 練り込まれたちょっと難解な世界観が好きな人、ダークメルヘンが好きな人、 最近のサンホラに対して 「完成度が高すぎて逆にツボらない・暗さや中二病要素が足りない・壮大過ぎ・登場人物多すぎ・やっぱりAramaryが…」 のどれか一つでも当てはまった人などは是非。 >>238 乙! アーティスト全然知らないけど読み応えのあるレビューでした >>199 がいつまで経ってもつくってくれないので とりあえず安っぽいものですが、まとめサイトつくりました。 何もかもがまだ途中ですが、少しずつ改善していきます。 http://anisonalbumreview.web.fc2.com/ 規制中のため末尾Pですがご容赦ください。 先程ここまでの既存レビュー全てをまとめサイトに補完いたしました。 相変わらずサイトの体裁が整っておりませんので 見苦しいことこの上ないかと思います。 管理人への意見箱も設置いたしましたので、 ご指摘等ございましたらお寄せください。 >>65-66 平田祥一郎作品はどれも木戸やすひろ、広谷順子のコーラスワークスが素晴らしいんだよね。(ちなみに今でも アイドルポップでこれをやっていて最近聞いたときは思わずにやりとした。) このアルバムでは特に「Kiss Me ☆ Darlin」はギターとドラムのカッティングによりビッチビッチ跳ねてるずんちゃ、ずんちゃ& ベースの「てってってー」による所謂「恋はあせらずトラック」で更にコーラスの素晴らしさもあり今でもかなり気にいっていて 頻繁に聞いてる 完全に停滞してるけれど、真綾の『かぜよみ』レビューした人に、清浦夏実の『十九色』をレビューして欲しいage 古いアルバムだが亀田誠治が全面プロデュースした國府田マリ子のアルバムを。 そら / 國府田マリ子 1. 心の矢印 ★★★★ エフェクトの効いたギターイントロから他の声優CDとは違う空気を放っており、強烈な音がズンと頭に突き刺さる。 歪んだギターや摩訶不思議なSEなどサイケデリックな要素も入っているが、芯にあるロックなノリが楽曲を引っ張っているのでとてもポップな仕上がりである。 ロックな熱い演奏と楽しそうに歌うマリ姉のボーカルがケミストリーを起こしている今作の方向性が詰まった曲。 2. Thank you for my friend ★★★★ ゆったりしたテンポで進むロックで、散歩を連想する伸び伸びした心地よさ。完成度はかなり高く、ロックバンドのアルバムに入っていてもおかしくない出来。エッジの効いたギターとシンプルなリズムがGSも思わせる。 元The Turtlesの松本タカヒロ(≠B'Z)との掛け合いボーカルも聴き所。 3. トマト ★★★★★ 「頑張ってトマトを食べるから」の歌詞が可愛らしいダンサブルなビートのポップ・ロック。 ノスタルジーを感じさせるメロディが素晴らしく、全編に渡ってグッドメロディが紡がれる。特に「マートーマートー」のコーラスが印象的なサビは一度聴いたらなかなか抜けられない。 演奏隊もギターは掻き鳴らすわ、キーボードはここぞというタイミングで音を入れてくるわで好き放題にやっている。 4. ひなたぼっこ ★★★ まったりテンポのアンニュイソング。 かと思いきや、中盤から後期ビートルズを思わせるドリーミーな盛り上がりを聴かせてくれる。 前三曲と比べると直球ロックではないが、やはり亀田さんの手が掛かっているのが感じられるアレンジである。 メロディが少々ダルイか。 5. 淋しがりやの恋 ★★★ 大人っぽい歌い方にスタイルを変えたマリ姉の母性を感じさせるミドルテンポバラード。 悲壮感は感じられず、さっぱりした聴き心地。間奏のストリングスとギターの絡みはグッとくる。 強烈に印象に残る曲ではないが、アルバムに入ってるとすんなり聴ける。そんな曲。 6. そら ★★ さらにまったりしたスローテンポ曲。 ノイジーなギターがときおり良いフレーズを弾いているのだが、全体では聴きどころに欠ける。 次曲の爆発前の一休憩と思えばアルバム構成としては悪くないのかもしれない。 7. Don’t fake ★★★★★ ピアノ+打ち込みの「静」とノイズギターの「動」が行ったり来たりする、 まさに亀田が椎名林檎でドでかく当てた『ギブス』の第二弾と言っても過言ではない。しかし、あの名曲にも決して劣らない極上の一曲である。 攻撃的な椎名林檎の歌い方とは真反対と言えるマリ姉の優しい歌声が過激なノイズギターと一体となってに聴き手を包み込んでくれる。 ギターも、ドラムも、ベースも、ピアノもエモーショナルに激しく鼓膜を打ちつけてくる声優ソングでもっともロックな一曲だろう。 これ一曲のためだけにCDを買っても損はしないはず。 8. Only One ★★★★ ひとつ前の曲からロックな曲が続く。 「Hey!Hey!」の掛け声が耳に残るガレージロックでうるさいスネアが強烈な勢いを生み出している。 ラフに歌いながらも優しさを感じるボーカルは人柄が成せるワザか。 一直線に駆け抜けるストレートな曲調のようだが、最後の最後にメロディが変わるのが面白い。 9. あなたが恋人だった ★★★ アコギメインのゆったりめポップス。 アコーディオンやウクレレ(?)なども登場し、牧草的な空気を持っている。しかし亀田さんのベースが太い音でブイブイと鳴っている。 マリ姉の声によく合ったメロディ良し。 10. いとしい ★ ギター一本+ボーカル。 休憩曲。ダルい。 11. ハチミツ ★★★★ エスニックなイントロからロックへとなだれこむ元気の良いバンドサウンド。 最後にして初めて今作の核となる松本タカヒロ(作曲)×亀田誠治(編曲)の二人が組んでいる。 松本のロック感覚とメロディセンス、亀田の暴力的ながらポップに仕上げるセンスが合わさっており、ラストに相応しい開放感溢れる曲になっている。 エスニックな色付けやバンドの一体感を助長するハンドクラップが上手く働いており、ポジティブで文句ない終わり方である。 総評 ★★★★☆ スピッツや椎名林檎のプロデュースで有名な亀田誠治が編曲及びベースで参加。 さらに同じく椎名林檎ヒットの影役者であるプロデューサ・井上うにも全面的に監修している。(彼女は今作に限らず國府田マリ子とは長い付き合い) 曲は椎名林檎と声優CDの良い所取りで、キャッチーさと熱さを兼ね備えたロックな楽曲が並ぶ。ロックとしてもポップスとしても一級品で在る。 CD全体に充満しているノイジーなギターや攻撃的なリズム隊はかなり過激でロックリスナーは歓喜するはず。 だが、まったく聞き苦しく感じないのは亀田誠治のポップセンスが成せる業か。 とにかく楽しそうに歌う國府田マリ子のボーカルが意外にもこのロックサウンドにマッチしており、 「トゲトゲしいながらも楽しげなピースフルサウンド」を実現している個性的な一枚である。 ただ単に作曲者、楽曲が良いのではなく國府田マリ子無しではこのアルバムの良さは成し得ない。 最近は、新谷良子や平野綾のようにロックも歌える声優がスポットを浴びているが、声優CDでもっともロックなCDは今作だと思う。 アニソンよりロック好きの人に聴いて欲しい一枚。 こういう有名作品に素人が手を出すのは怖いですが・・・ ユニバーサルバニー/シェリル・ノーム starring May'n 01. ユニバーサルバニー ★★★★ 電波な歌詞、えげつない歌メロ、洪水ばりに音が押し寄せてくるトラック。 一聴しただけではやたら突飛な印象しか受けないが、 何度か聴いているうちに耐性がついて楽しめるようになると思う。 間奏パートは聴いててドキッとするものがある。 “キミとシタイ キミとシにたい”〜“イタイのがスキ” 02. pink monsoon ★★★★ シングルのジャケ写のイメージそのままのアダルティーなR&B。 隙の無い打ち込みがなされたトラックもさることながら、 妖艶さを纏ったボーカルがともすれば一本調子に陥りがちなメロディーを 飽きさせることなく聴かせてくれる。 03. ギラギラサマー(^ω^)ノ ★★★★ このタイトルを見て吹き出してしまった人も少なくなかろうw まったりした02の後に、突き抜けた爽快な曲を置く構成が良い。 CMソングも数多く手がける菅野ならではのキャッチーなメロディーに Gabriela Robin(以下ロビン)独特のイイ意味でバカっぽい歌詞が何だかクセになるお(^ω^)ノ 04. イゾラド ★★★☆ 今作で最もロック色が強い、剥き出しな愛を歌った曲。 ともすれば散漫になりそうな楽曲構成だが、見事に纏め上げているのは流石。 ストレートな表現をぶつけてくるのがシェリルの持ち味だと思う私には 歌詞におけるコトバ選びが少々作為的に感じる。 05. 会えないとき ★★★★☆ 2分半と短いが、とても美しいピアノバラード。 直球で(こっぱずかしい)フレーズ数が少ない歌詞だからこそ モロにボーカルの力量が問われるが、それにきちんと応えており ひたすらに相手を想うピュアな感情を表現できている。 06. 永遠 ★★★☆ マイナーコードを多用したロックナンバー。 伝えたいけど押し殺さざるを得ない心の痛みが サウンド・ボーカルを通してビシビシと伝わってくる。 07. オベリスク ★★★★★ 疾走感溢れる展開美が息をつかせないアッパーチューン。 Bメロからサビへの流れはとりたてて秀逸。 極限の緊迫感をこれでもかと煽ってくれる歌詞もすばらしい。 “あと一秒生きるために 魂の背中押せ” 「ノーザンクロス」を好む人ならば、この曲も気に入るだろう。 今作のベストトラック。 08. 天使になっちゃった(universal version) ★★★★ タイトルを見て新居昭乃「WANNA BE AN ANGEL」を思い出したのは私だけではあるまい。 両曲とも作詞:ロビン、作編曲:菅野であり どちらもボーカルを聴かせることに重点を置いたトラック作りがなされているが、 キラキラしていたあちらと比べると、こちらはえらくシンプル。 歌詞も「うぶ毛が羽になっちゃったの」「お金がもっとあればいいのにナ」 とまあ、ロビン節炸裂である。このセンスに脱帽。 ただ、07で最高潮に達したまま終わってもよかったのではないかとも思う。 総評 ★★★★ マクロスFをテレビ版・劇場版ともに未視聴ではあるが、それでも十分な評価を与えたい作品。 曲調がバラエティに富んでいるために、ダレることなく聴けると思う。 作編曲はもちろん、菅n(ry…ガブリエラ・ロビンの作詞能力の高さも伺え、 どこを切り取っても楽しめるようになっている。 ただ、シェリルの歌唱に抵抗をもっている人にはちょっと薦めにくいかも。 向こうのスレには間違っても書けないような、珍盤レビュー行きます。初めてなので至らないとは思いますが勘弁して下さい。 ZAZEL「STELLA」 01.The Tale of・・・ インスト。オープニング。 02.STELLA ZAZEL自ら作詞担当。歌詞に「薔薇薔薇の絵の具」なんてのもあったり、言葉遊びもあったりとZAZELワールド全開!★★★★ 03.Pretender 何かの始まりを予感させるような曲。作詞作曲はWeiβでお馴染み、西岡×相田コンビ。★★★ 04.FLOWER LIKE A SKY ZAZELファンには人気の曲。スローなバラードにZAZELの甘ったるくていい声が気持ちいい。★★★★ 05. KHODAHAFEZ 先程とは打って変わって、明快なピコピコナンバー。★★★06.En La Luna 記念すべき1stシングル曲。アップテンポなロックナンバー。そこにZAZELの歌声が加わりイイ感じに!★★★★ 07.MASKIM〜破滅のプログレス〜 こちらもロックなナンバー。ヴィジュアル系っぽさはあまりない。作詞はZAZEL自ら担当。歌い方が若干こぶしが効いているのは気合いの入っている証拠です。★★★☆ 08.reborn アニメのエンディングにありそうな曲。歌声も含めて。★★★ 09.angelo こちらはミデイアムテンポのスローナンバー。1stシングルのカップリング曲。途中で入るセリフがエロティック。ZAZELの甘い声が聴いてる者を魅了させる。ZAZELはこういう曲がよく似合う。★★★★☆ 10.Unknown Reality 再びロックなナンバー。ドラマCD「クラッシャーズKnight&Ran2」(Weiβの外伝的作品)のOPテーマ。やはりこちらも気合い十分。はりきって歌ってます。気分はロックシンガー! ★★★☆ 11. ハワイアンなギターリフから始まる、80年代を彷彿とさせるナンバー。この曲だけ少し浮いてます。声との相性はいい感じ。でもZAZELというよりは完全に子安だね。★★★☆ 声優子安武人のアーティスト名義、ZAZELの記念すべき、そして唯一の1stアルバム。2001年発表。 DARK SIDE MOONという別世界にある、CHROM GUN CIPHER(クロムガンサイファー)というバンドのボーカリストのソロプロジェクトで、この世界では子安に身体を借りて歌っていて… という、まさに中二病を地で行くような世界観。 ヴィジュア系を意識したかのようなメイクと歌い方。画像検索することを是非おすすめします。 歌唱力自体は素人でも解るくらいに…なのだが、それは決して禁句です。 「若気の至り」とはよく言うけれど、発表当時すでに30を越えています。 こんなこと出来るのは子安しかいないと思います。興味のある方は是非! ちなみにSTELLAとは、ZAZELの恋人の名前です。 評価は色んな意味を込めて…★★★★☆ I love you/中島愛 1.Shining on ★★★ 4月。「ノスタルジア」のカップリング。アップテンポながら優しいストリングスが印象的。 2.Raspberry Kiss ★★★★★ 5月。拍手と歓声が入るライブっぽいイントロで始まる打ち込みアイドルポップ。王子様を待つお姫様的な心境をノリノリで歌う。 クセのあるブリッ子(死語)全開な歌い方を許容できれば楽しい。 3.ゆびさきの雨 ★★★★ 6月。作詞:松井五郎、作曲:山川恵津子の昭和な顔触れで送る、前の曲とうって変わってしっとりムーディナンバー。 こんなのも歌えるのかと驚かされる、普段演じる役柄からのギャップが一番激しい曲。 4.Sunshine Girl ★★★★ 7月。夏だからハジケちゃおう的なハイテンションポップス。合いの手が楽しい。おっおっおっ。 5.空色ラブレター ★★★ 8月。OA機器リース会社「と〜るりーす」CMソング。 Youtubeで見たら、コピー機がまめぐの声で「がんばれ!」と疲れたサラリーマンを励ますシュールなCMだった。 曲調は前の曲に近い夏らしい曲。ちょっと強引なサビの終わり方が印象的。 6.CALL ME ★★ 9月。ムーディーゾーン2。まめぐが作詞担当。ちょっと抽象的な気がしないでもない。 7.ジェリーフィッシュの告白 ★★★★★ 10月。「こばと」ED1の3rdシングル。歌い出しから惹き付ける岩里祐穂の詞と、 チューバが前面に出る不思議行進曲チックな宮川弾の曲がマッチして素敵メルヘン世界を構築。 こばとを見た後に聴くと胸が熱くなって困る曲。 8.Be MYSELF ★★ 11月。「天使になりたい」のカップリング。後半には少ない前向きアッパー系の曲。 ちょっと単調なのとピポペポが気になる。 9.white heart rhythm ★★★ 12月。ということで鈴の音が鳴るクリスマスwktkソング。サビの歌声の通り方はいいと思う。 10.天使になりたい ★★★★★ 1月。中島愛名義の1stシングル。ハードロックな曲調はアルバム全体から見るとちょっと浮いている感もあり。 「天使になりたい」という曲名はもっとブリッ子(死語)な意味かと思ったが、いい意味で裏切られる歌詞。" 11.わたしにできること ★★★★ 2月。「こばと」ED2。といっても20話からの3話だけ。NHK教育の再放送だと明日8/23からこの曲。 シンプルながら壮大ななピアノとストリングスをバックに、儚げで不器用な優しさを歌う詞が胸を打つ。 12.ノスタルジア ★★★★ 3月。ドラマ「大好き!五つ子」の主題歌な2ndシングル。ラストにふさわしい旅立ちをテーマにしたありがとうソング。割と平坦な曲だが中間部がいいアクセントになっている。 【初回版のおまけCD「まめプレ」】今時あえて8cmCD。再生機器探すのに苦労した… 1.ライオン -ランカver.- ★★★ 「マクロスF」OP2のソロバージョン。シェリル抜きで重量感はないが、その分か細い少女が健気に戦う感じが出ている。 2.After The Heart Rain ★★★★ 「バスカッシュ!」26話挿入歌らしいけど覚えてない。ハード路線。基本的にはこういうロックな曲が合ってると思う。 3.素顔でフォーリンラブ ★★★ 「けんぷファー」4話挿入歌らしいけど覚えてない。まだ沙倉さんが白い頃らしくブリッ子(死語)全開の甘いナンバー。 4.タルタロス ★★★★ ネトゲ「タルタロス」の日本語版主題歌。忙しいハードロック。裏声の使い方はMay'nが歌ってんのかと思った。 総評:★★★☆ 超時空シンデレラ「ランカ=リー」を演じて一躍有名になった中島愛の1stアルバム。 12曲を4月からの1年にあてはめた構成や前向きな恋心、決意といったテーマで全体のバランスや統一性に気を使った作品。 但し、そのことに平坦さや野暮ったさも感じなくもない。(特に中盤のアルバム初出曲) 彼女の歌にどういう要素を求めているのか?を考えさせられる バラードあり、ポップあり、ロックありと幅広く揃えているが インパクトより統一性を重視しており、ランカから入った人間を掴めるかといったら微妙かもしれない。 3や7みたいな曲の雰囲気を作れる声質、歌い方は魅力だと思うので、表現力の向上と声質を生かせる曲作りに期待、というところ。 十九色/清浦夏実 1.十九色 ★★★ 清浦夏実作詞、窪田ミナ作編曲。 ピアノとフルート(本人演奏)とコーラス。 インストゥルメンタルかと思いきやラストに歌が入る。 ジャケットの紅葉の風景に冷たい風が吹き抜け、落葉が舞っていくようなしんみりな曲。 2.旅の途中 ★★★★★ 小峰公子作詞、吉良知彦作編曲。 2nd。「狼と香辛料」OPであり今の彼女の代表曲。 ZABADAKでおなじみ吉良知彦謹製の3拍子西洋民謡風ライラライ。 冬の凍える夜の月明かりを往く感じ。深みのある歌声と吉良さんの存在感あるコーラスが印象的。 3.アノネデモネ ★★★★★ 清浦夏実作詞、菅野よう子作編曲。 本アルバムのリード曲でありCMにも使われていたエレクトロでポップな曲。 菅野の通信教育で小悪魔風な詞に相当悩んだらしい…が、小悪魔じゃなくね?むしろデレデレ。 摩訶不思議なメロディと遊び心のある歌い方が楽しい。 4.銀色の悲しみ ★★★★ 尾上文作詞、神田朋樹作編曲。 水辺で波紋を立てながら飛ぶ鳥のような、静かなスピード感のあるロック。 重ね録りした歌声が透き通る感じを増幅している。 途中のナチュラルな語りパートは役者もやってるだけあって上手い。 5.ネバーランド ★★★ 清浦夏実作詞/作曲、島田昌典編曲。 「僕らの合言葉」のc/w。 タイトルの通り、ピーターパンをテーマにしたシンプルなバラード。 「大人になる」自身の心境を表したテーマソング的な曲。素朴な歌詞が存在感。 6.虹色ポケット ★★★★ 佐々倉有吾作詞/作曲、山本隆二編曲。 4th。「ささめきこと」ED。 ネバーランドと同様、学生と大人の境目がテーマではあるがこちらはちょっと子供っぽさを残したポップな曲。 ドレミファソラシドなサビを繰り返した後のファルセットは賛否両論?個人的にはアリ。 7.悲しいほど青く <album version>★★★★ 清浦夏実作詞、窪田ミナ作編曲。 4th。「ささめきこと」OP。 1曲目と同じコンビの曲であり、百合アニメのテーマ、ひそやかな恋心を歌った曲。 吹き抜ける秋〜冬の風のような張り詰めたイメージは1曲目と近いものがある。 シングルバージョンと比べて弦が弱め、ピアノが前に出て柔らかい感じにアレンジされている。 8.パレット ★★★ 清浦夏実作詞、吉田旬吾作曲、コーコーヤ編曲。 「リストランテ・パラディーゾ」挿入歌。 ボサノヴァチックな曲に広がりのある歌声が映える。中間部のビブラフォンが自由でいい。 9.風さがし <full-colored samba mix> ★★★★ 高月みたか作詞、鈴木智文作編曲。 1st。「スケッチブック〜full color's〜」OP。 素朴で爽やかな曲。サンババージョンになって喫茶店で流れててもおかしくない感じに。 この曲と旅の途中は歌うのが難しい的なことを昔話していたが、初出時と比較すると歌い方に丁寧さが伺える。 10.僕らの合言葉 ★★★ つじあやの作詞/作曲、山本隆二編曲。 3rd。「ケロロ軍曹」ED。 抜けてるけど憎めないあの軍曹をテーマにした、ウクレレとクラップが印象的な素朴な曲。 11.七色 ★★★★★ 矢吹香那作詞/作曲、島田昌典編曲。 まだ一曲あるけど実質クライマックスの壮大めな曲。イントロのメロトロンが印象的。 「終わらないでとただ願って そっと目を閉じるよ」 12.Midnight Love Call ★★★ 南佳孝作曲、南佳孝/有川正沙子作詞、笹子重治編曲 1977年の石川セリの曲のカバー。 19歳がこんな曲を歌って!けしからん!的なジャジーなムーディ歌謡曲。 総評:★★★★ グラドルや女優として出発し、マクロスFのオーディションで準グランプリ的評価を得てデビューした清浦夏実の1stアルバム。 「虹色パレット」「アノネデモネ」のようなかわいい曲から「十九色」「悲しいほど青く」のような静かな曲、 「七色」「旅の途中」のような壮大な雰囲気の曲、「パレット」「Midnight Love Call」のようなジャジーな曲も 歌いこなせる、年齢に見合わぬ奥深さのある歌い方が魅力。 プロデュース側も売れ線のアッパー系な曲調を歌わせることは考えていないようで、 その素朴さ、ナチュラルさを生かしたアニソンには希少な曲調が多い。 歌声を支える演奏も生楽器によるものが多く楽しめる。 曲によって色が変わる、そんな歌声を楽しむアルバム。 Movement of magic/麻生夏子 1. Programming for non-fiction ★★★★★ 2nd。「よくわかる現代魔法」OP イントロが秀逸。ストリングスとそのピチカートを基調に跳ね回るテクノサウンド。 転調がやたら多く、クルクル場面の変わるバーチャル世界な感じが良く出ている。 未来をプログラミングな歌詞も上手くタイアップを消化している。 2. styles ★★★ 歌声の加工っぷりが面白いピコピコ曲。サビ前の変化球が効果的。 部分的に英訳したような歌詞がなんというか。 3. Your True Story ★★★ 学園アニメのOPにもEDにも使えそうな爽やかポップチューン。 4. Brand new world ★★★★ 1st。「真マジンガー 衝撃! Z編」ED 四つ打ちベースとドラムを効かした、割と落ち着いたアレンジのテクノサウンド。 余韻をカットしたイントロからサビに向かっての盛り上がりは理想的。 サビで弾けてからラストの投げやりな歌い方はちょっと惜しい。 サイバーでカジュアルな感じはいいが、タイアップ先は完全に間違ったのでは。 反省を生かしたのか2nd以降のタイアップは学園萌えラノベ一辺倒に。 5. Music for science&magic ★★★ 2ndのc/w。 ら〜ん も〜ん と〜んな節回しが気になるピコピコポップ。 サビの掛け声が恥ずかしい。この曲に限ったことではないが。 なぜか長く感じる曲。 6. Steady×Steady ★★ イントロからなんだか時代を感じる曲。ベタ打ちなシンセやサビの重ね方とかが古臭い。 声質や歌い方とあいまって少々いたたまれない気分になる。 他の曲は形になってるだけにこれはちょっと厳しい。 7. Teardrop of Rain ★★★ 4thのc/w。 麻生夏子作詞。本作唯一のバラードであるが暗さはない。 5,6の軽薄な感じをここで一旦リセット。 「傘を差したら 晴れに変わるよ」が次曲へ繋がる。 8. Everyday sunshine line! ★★★★ 4th。「いちばんうしろの大魔王」ED アッパー系な3rdがややウケしたのを引き継いだ、爽快でキラキラした曲。 サビは同じメロディーで転調していくのが心地よい。 早口ラップパートは無茶しやがって…感がたまらない。 9. Perfect-area complete! ★★★ 3rd。「バカとテストと召喚獣」OP 「ヒャダイン」こと前山田健一作曲。 目まぐるしく場面が変わって飽きさせないアッパー系の極北。そして潔い終わり方。 テストと恋愛をかけた詞は意外にバカっぽくはない。 10. 新曲は宇宙カフェにて ★★ ロック系。唯一タイトルが日本語の曲。そういう意味でも浮いているが曲もやや浮き。 締め方であるサビ→Aメロの繋がりが悪いような… 曲は終始ハイテンションだけど畑亜貴の歌詞もあってやや消化不良感のある曲。 11. Dear my fortune ★★★ 「カード学園 全国制覇編」ED。 ちょっと前のエイベックスのユニット(DATとか)が歌いそうなポップチューン。 サビ前のキメとかサビのメロディとか最後の転調とか。 こじんまりとまとまってる感じで悪くはない。 12. Movement of magic ★★★★ 本アルバムの表題曲。ヒャダイン再び。 切なげなイントロから肩透かし的に炸裂するヘタウマ掛け合いラップ。 その雰囲気を引き継いだAメロから急に決意溢れるBメロ。 そして疾走感溢れるトランスチックなサビへと突入する。 最後のラップまで行き着くと妙な達成感があって困る。 歌詞は畑亜貴。いい意味でトランスします。 総評 ★★★ いつのまにかアニソン歌手へ転身した麻生夏子の1st。ランティス100%な打ち込みアッパーサウンドで攻める。 カジュアルっぽさがまだ残っている1st,2ndから徹底的に明るい3rd,4thへの方向転換が見られ、 全体の雰囲気としてはやや後者が強め。 声優ソングの系統に近いが、やや重めな声質と平坦な歌い方は声優と比べて不利か。 歌唱力はテクニックよりノリやサービス精神でカバーのタイプ。 ボコーダーでの声加工や、(やや寒めだけど)合いの手、早口ラップなど様々な遊び要素を取り入れ 作曲陣も曲ごとに異なり、バラエティ豊かなのでそれなりに飽きさせないアルバムではある。 歌詞のキーワードは魔法とか未来。細かいことより楽しい明るいイメージを楽しみましょう。 3,5,6などに見られるカワイ子演技感はやや人を選ぶ。そういう人はPVを見てはいけない。 今年買った、似た出身の3人のアルバムを >>263-264 ,>>266-268 ,>>271-273 で3つセットとして書いてみた。 そして楽典知識ないので語彙が枯渇したのであった… >>263-264 ,>>266-268 ,>>271-273 今更だが乙 麻生夏子も悪くないよな、むしろアルバムで評価変わった こっそりとレビューリクエスト。 以下のアルバムレビュー書ける猛者はおらんかいのぉ。 ・ALI PROJECT「QUEENDOM」 ・宮野真守「WONDER」 ・「BEST OF 765+876=!! Vol.1〜3」 ・JAM Project「MAXIMIZER 〜Decade of Evolution〜」 ・高橋直純「infinity 」 ようやくレビューかけたのでこちらへ。一年前はすぐ出ると思ってたよ・・・。 THE IDOLM@STER Jupiter 1. Alice or Guilty(M@STER VERSION) ★★★★☆ ジュピター全員による楽曲。イメージとしてはKAT-TUNかな。 とはいえ、歌詞とバックトラックがものすごくクサいので、 どちらかといえばV系メタルの方が近いかもしれない。 曲の展開の仕方がかなり秀逸。歌唱面でいえば翔太パートを低音に当てはめるのはいただけないが、 それ以外はしっかりとキャラ声と楽曲に合わせているのは好評価。 2. BANG×BANG ★★★ ジュピターのリーダー、天ヶ瀬冬馬(CV:寺島拓篤)のソロ楽曲。 SMAPやV6といえばこのイメージを抱く人が多そう。 本当にそのまんまって曲なんだけどね。サックスソロとか、ソウル系コーラスとか。 小森田実の曲が好きな人にはたまらない曲。個人的にはもうちょい下手でもいいかな。 上手すぎて、あんましアイドルって歌い方に感じない。 3. On Sunday ★★★★ ジュピターの年下担当、御手洗翔太(CV:松岡禎丞)のソロ楽曲。 こちらは嵐をイメージする人が多そう。ものすごくさわやか。 演じてる人がちゃんと14歳らしい息遣いしていてしっくり来る。 ネオアコ系のアレンジもまとまっていて聴き易い。 4. 結晶〜Crystal Dust〜 ★★★(ただし、楽曲自体は★★★★★) ジュピターのナンパ担当、伊集院北斗(CV:神原大地)のソロ楽曲。 さすがに20歳設定だからなのか、90年代に突入してからの少年隊や、 ジャニーズバラードをイメージしたのだろう。 にしてはこれは・・・歌うにはきついな。広瀬香美あたりがやりそうなメロディラインだ。 あの、楽器にはやさしくて人には厳しい音並びというか。 実際に歌ってる人もキャラ声で歌うのがすごくつらく感じる。 こればっかりはさすがに役にとらわれない歌い方を聞いてみたい。 キャラが歌ってるという設定を考慮して、星はこれくらいで。 5. 恋をはじめよう(M@STER VERSION) ★★★☆ 再びジャニーズのパブリックイメージ。 これはどのユニットを意識してるんだ? 多分、V6だろうけど。 さすがにお互いの長所を潰してる箇所が気になる。 そして、セリフに吹きそうになったw そして、青いイナズマリスペクトですかい! 6. Alice or Guilty(M@STER VERSION) off vocal ★★★★★ バックトラックその1を評価してみる。普通に作りこまれてる! というより、普通にクサメタルだろこれ。声でクサさがスポイルされてたってことか。 ギターソロが合ったら完全にメタラーを虜に出来ると思う。 7. 恋をはじめよう(M@STER VERSION) off vocal ★★★ バックトラックその2を評価してみる。 うん、やっぱりSMAPかV6だこれw バックトラックの作りこみようも完コピしてるので、 パロディのいいお手本になるんじゃないかな。 8. ボーナストラック・ドラマ ファン向けのオーディオドラマ。なんで評価しませんしレビューもしません。 総評 ★★★★(ただし、8トラック目を評価に含めず) 色々と物議をかもし出したTHE IDOLM@STER2の新ユニット・ジュピターのキャラクターCD。 どのトラックもしっかりと作りこまれており、特に『Alice or Guilty』と『結晶〜Crystal Dust〜』は 普通にシングルカットしても問題無いほど完成度が高い。 ただし、やはり男性アイドルという設定上、どうしてもジャニーズっぽさが出てしまうため、 ジャニーズ嫌いな人には避けたくなるCDなのは間違いない。あとドラマCDも。 普通に聴けるアニソンが欲しい人、あるいはジャニーズ楽曲に抵抗が無い人には問題ないだろう。 次があるなら80年代のジャニーズとかアイドル扱いを受けたバンドのオマージュもやってほしいところ。 ボカロはアニソンじゃない、ただの素人が作った曲。 それ以外何者でもない。 >大阪府三島郡島本町の小学校や中学校は、暴力イジメ学校や。 島本町の学校でいじめ・暴力・脅迫・恐喝などを受け続けて廃人同様になってしもうた僕が言うんやから、 まちがいないで。僕のほかにも、イジメが原因で精神病になったりひきこもりになったりした子が何人もおる。 教師も校長も、暴力やいじめがあっても見て見ぬフリ。イジメに加担する教師すらおった。 誰かがイジメを苦にして自殺しても、「本校にイジメはなかった」と言うて逃げるんやろうなあ。 島本町の学校の関係者は、僕を捜し出して口封じをするな >島本町って町は、暴力といじめの町なんだな 子供の時に受けた酷いイジメの体験は、一生癒えない後遺症になるなあ 面白そうなスレだ 見てる人いるからわからないけどレビュー落とします 連投引っかからないといいが… GRANRODEO「SUPERNOVA」 1. rocket ride(inst) 外国人二人による掛け合い。英語力がない人でもマヨチュッチュだけは聞き取れると思われる 合間に13thシングルWe wanna R&R SHOWが仕込まれている 次の曲への繋がり的に必要かと言われると特に必要ではないがまあ邪魔なわけでもない 2. SEED BLASTER 疾走感溢れるロックサウンド。速いテンポと高めのキーが心地よい。 アルバム最初のボーカル曲として勢いづく景気のいい曲 2ndアルバムのblack outや3rdアルバムのカナリヤもそうだが ノンタイの割にしっかりキャッチーなライブ映えする曲を用意する流石ベテラン流石e-zuka キャッチーな曲とKISHOWのポップな歌い方に騙されるけど歌詞はどう考えても精○です本当にry 3. ROSE HIP-BULLET 14thシングル。某BLアニメの主題歌 おそらくGRANRODEOのライブにおける最もヘドバン率の高いゴリゴリした印象の曲。 KISHOWの歌い方もV系寄り。aメロで少し気取った歌い方をしつつBメロではさあ頭を振れと言わんばかりのオケ サビはそこまでキャッチーではないが最後の「薔薇色にそまれえええええええ」は耳に残る。 余談だが間奏で挟み込まれる曲名コールが籠もっているせいで 「コーヒーブレイク!」に聞こえる。ランティスはもうちょい音よくしてくれ。 4. SUPERNOVA 表題作。ピコピコした曲。ファミコン的ピコピコではなく近未来的ピコピコ ちょっと安っぽい感じもまたよし。爽やかでポップな曲だがPVがブラックライトの中で蛍光インクとレーザーがギラギラという よくわからないことになっているある意味GRANRODEOらしい曲 爽やかに見せつつ間奏でギターがピロピロ主張を忘れないあたりもGRANRODEOらしい 5. 僕と君の間 休憩バラード。何か懐かしい感じのギターで始まる このaメロの抑えた甘い歌い方でKISHOWの本職を思い出す。そういえばこの人声優だった 安心感のある曲だが何というか凄くベタ。非常にクサい 6. Who is the Witch?(inst) 前曲で休憩させたと思ったら急に不穏な雰囲気 男の笑い声と女性の悲鳴からの次曲への繋がりは非常によし 7. ウィッチハンター はい、休憩おしまい!そんな曲。 aメロは無難なメロディラインで始まったら思ったらbメロに入った瞬間にめまぐるしく動く動く。サビに入っても動く動く 振り落とされそうなメロディをあっさり歌うKISHOW。もともとキャラソンでも昔から起伏のある曲をあっさり歌いこなす人ではあるのだが非常に安定感があり上達したなあと思わせる そして間奏含め非常にオケが楽しい 8. 進化と堕落の二元論 うってかわって始まるジャジーな曲にe-zukaの引き出しの多さに驚く ポップな感じのジャズだけどちょっと投げやりで気怠さのある感じ KISHOWの歌詞も哲学チックな近代文学を混ぜ込んでいてこっちも何気に引き出し多いんじゃないだろうか 9. ウソノイロ ストリングスで始まるバラード 僕と君の間よりも甘く切なめ。失恋ソングなんだけどそこまで暗くない e-zukaはこの手のバラードをかかせると非常にクサいんだけど またKISHOWがまたこれでもかと情緒的な歌い方をしやがるので少し恥ずかしくなる曲 この曲が好きな人は1stアルバムのシルエットとLAST SMILEがおすすめ。逆にそれらの曲が好きな人はこれ好きになるんじゃないかと。 10. 恋音 12thシングル。キラキラした曲。前曲に引き続きKISHOWの歌い方も甘く柔らかいので女性受けが良さそ 歌詞もロマンチックでお行儀のいい綺麗なGRANRODEOである お行儀良すぎてシングルで聞いたときはちょっと物足りない感じもしたがアルバムの流れで聞くと毛色が変わっていていい感じ 11. 欲望∞ 綺麗なキラキラが終わったと思ったらこれだよ! タイトルの通りオープン・ザ・下心な歌だが女の子を落とそうと真剣になる男のバカな感じをポップに歌っている 真剣に見せかけて口先だけの憎めない小物感のせいかイヤらしい感じがない シングルで出ていたような気がしたがDVDの特典CDだった 確か乙女ソシャゲタイアップ。 12. SEA OF STARS 13thシングルのカップリング。これもレディスコチックでピコピコしているが SUPERNOVAと違いこちらは少しレトロな感じでまさにディスコミュージック ライブではKISHOWも客席も扇子を振り回す ロマンチックな歌詞だがそこまでクサくない。 13. シャニムニ 元はe-zukaが作曲家として美郷あきに楽曲提供した「Scarlet Bomb!」のセルフカバー。聞き比べると面白い ライブ定番のコール曲の双璧の一つとなっているだけに非常にノリがいい 14. 背徳の鼓動 これが評価の割れる曲。本人達も自信作と謳うだけあって壮大に仕上がり非常に聞き応えのある曲ではあるのだが… ここまで振り幅のある曲が盛り沢山すぎてぶっ続けで聞いているとこの曲は正直胃もたれを起こすレベル。なんとまあ贅沢な話である 15. ガッツに勝るドラッグはなし 39トラックに仕込まれたボーナストラック。元はラジオのコーナーで即席で作った曲をベースに買ってくれた人に向けた感謝メッセージのサービス曲 選挙演説のようなKISHOWの口上やe-zukaの合いの手が非常に楽しそうで何よりw 総評 ☆4.5 GRANRODEOが男性声優初の武道館公演後に出た4thアルバム 全体的にポップな仕上がりとなっていて人にすすめやすい一枚になっている ポップと一言でまとめてしまうとアレだが上記のようにポップの中でも ゴリゴリありバラードありありジャズありピコピコありキラキラありと幅広い 黒子のバスケでヒットを飛ばした後に出した5thアルバムがCRACK STAR FLASHが奇をてらったのか非常に癖のある仕上がりとなっているので黒子とかその辺から入った人にはこっちのアルバムのが取っつきやすいかと 3rdアルバムも収録楽曲のジャンルの幅広さに驚いたがそれ以上に4thはポップにまとめにきているような気がする あとこのアルバムではKISHOWが積極的にファルセットを使うようになったのが印象的 とにかくこの人、なまじ男性にしてはファルセットなしでも高いキーが出せちゃうもんだからたまに出てるんだけど苦しく聞こえてるという癖がこのアルバムで改善された instが二曲あるものの非常にボリュームがあり嬉しい仕上がりになってると思うので 星は五つ入れたいのだがいかんせん背徳の鼓動がちょっと重かったので星を半分欠けさせて☆4.5で 良かった全部投下できた… あんまり自分は音楽の素養がないので間抜けな表現も多々あるけどご勘弁 面白いスレだと思うので他の人もレビュー落としてくれますように! 乙 二年ぶりのレビューがきてたのか 折角なのでageとくわ 誰でもできるPCさえあれば幸せ小金持ちになれるノウハウ 知りたい方だけみるといいかもしれません グーグル検索『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』 JA1XX ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる