鋭い爪を持った猫が、俺に爪を突き付けてきた。
『おかねちょうだい』
「お金? いくら?」
『さんぜんえん』
「いいよ。ほい、どーぞ」
『固いのも』
「小銭のこと? 全部持てるかな。何買うの?」
『スニッカーズとカロリーメイト。いっぱい買う』
「そっか。でもお店まで遠いよ? 一緒に行く?」
『…うん』
「とりあえず爪は隠しときなよ。ウルサイ人たちに見つかると面倒だから」
『うん』


「スニッカーズもカロリーメイトもいっぱい買えてよかったね」
『…うん』
「それ重っしょ? ずっと持って歩くの?」
『重い…』
「家に置いておく? 好きなとき取りに来ればいいし」
『…うん』
「外寒いよ? 帰るの?」
『……』
「泊まる?」
『…そうする』

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ほのぼの、で思い出した猫コピペにちょっと手を加えたら
とても久保時っぽくなった。

ような気がする。