昨日見てきたがちょうど50点くらいの映画だな
作画とかキャラはとても良かった
ストーリーもテンポが良くダレてないのはいいと思う
肝心な内容だけどテーマがいまいちわからなかったのが大きなマイナス点
青春群像劇なんだろうけど正直何を伝えたいのか…
自分が1つ感じ取ったものとしては自分と他人は違う人間ってことなんだろう(ただこれをテーマにするのかという感じではある)

この主人公は人を人とも思ってなくて簡単に踏み台にするサイコパスと言われていたけど、そうじゃなくて他人と自分との境界線が分からず同一視していたサイコパスなんだと思う
だから自分が好きなアイドルという存在は他の人にとっても"絶対"に好きなはずだと信じて疑わずに行動できたのだろうし、それを南さんに否定されたときは自分の存在そのものが揺らいだんだと思う
何故1人になったとき東はアイドルを続ける道を選ばなかったのかって書いてあったけどそれも他人に否定された=自分も否定しなければならないという状態になっていたのかもしれない
けれど最後の高台で3人それぞれの詩が繋がることで1つの歌が完成したところでようやく自分と他人は違う人間なんだという境界線を見つけられたのかな
そしてもう一度アイドルが(貴方達は好きじゃないとしても)好きと言えるようになったと

うん、ここでいきなり数年後に飛んで終わりなのがほんとに勿体無いんだよなあ
ここまでが前半戦でしょ
ここから東オーディション合格までの道を描くべきだったと思う
他の3人もさアイドルになることは好きでも夢でもなかったけどさ、ただアイドルになりたいという友達を応援する熱い展開だよ
くるみちゃんは配信環境整えたりVRで仮想ステージ作ったり、南さんは基礎体力向上特訓編、北ちゃんは演技力鍛えるために擬似デート、そういうのが見たいんだよ!
そこで東は本当の意味でアイドルって1人ではなれないんだの意味を知るし、他の3人もそんな夢に向かって頑張る東の中にひょっとしたらアイドルの光を見ることがあるのかもしれない…という妄想

うーん個人的には色々惜しい作品だったかな