物語全体のシナリオのプロットを作るときに偶然の中の必然はあってもいいが必然の中の偶然というのは入れてはならない
これは何かというと物語を進行させていく上で人物や物のパーツを揃えようとするときに偶然で揃えてはいけないという事

すずめの戸締まりには偶然そこに居た、偶然そこにある、偶然そうなったが多過ぎる
その積み重ねは観ているものに違和感や不自然さを感じさせるだけでなく退屈な学芸会レベルまで作品の説得力が落ちてしまう
それが必要ならば嘘でもいいから偶然の中にそこにある必然を見せなくては観る人は納得しない
新海誠氏は途中でその必然を放棄したのではないかと疑ってしまうようなシナリオの出来だった