>>873
あの映画は子供の自我の形成過程を比喩的に表現しているのが素晴らしいんだよ(*^▽^*)
批判されていた階段が多い家も、人間の意識の階層【意識】【前意識】【無意識】
という人間の精神の三層構造を表している訳(*^▽^*)
そういった意味で一番下の階(確かそうだった)にプラレールが並んでいたのと
ラストの人間の根源的な恐怖に働きかけ、ある種の死を連想させるような駅のホームのシーンが
より無意識に属する階層であることは細田監督の深い洞察に基づいていると考えて間違いないね(*^▽^*)
くんちゃんが不思議な力による時間的な移動と、独特な家の階の移動という空間的な移動の中で
自我を形成していくのは静的な絵の中で、人間の精神という未開の宇宙を冒険するダイナミックな演出は
かの小津安二郎にも通じる卓越した演出がなせる技だと言わざるを得ない(*^▽^*)