そもそも金の問題は、刑務所と揶揄される環境だろうが児相の預かり所送りに耐えれば回避出来る
だが陽菜はそれによる孤独に耐えられなかった
おまけに、「母親を晴れで元気付けたい」という願望を抱いた結果として晴れ女になったのに、その目的も果たせなかった無力感からか
「母親の代わりに他人を晴れで喜ばせる」方向に存在意義を見出して身を削って行った
貧困問題自体は別に対処は可能で、問題なのは精神面


「そんな身を削る行為せずに惚れた男と生きる道を選んで良い」というのと、
「惚れた男が金を稼いで守れるようになるだけの目途がついたら迎えに来る」という、
存在意義を得る為の依存を和らげつつ、孤独感を消し去る精神的な安定を齎してやること
それが愛に出来ること