俺はプログレ爺だけど何を伝えようとしているのかを読み取りにいくとオルタナ結構楽しそうだな。この人たちの会話を見てもう一回見てみたくなった。

特にカナブンのモラトリアム云々ってのはスマホの画面やボロいローファーや友達とずっと一緒にいたいという行動原理、ハルコのセブンティーン発言やラップからとてもしっくり来たんだけど、疑問なのはそれが物語のテーマであるとしたら、
聖やもっさんのエピソードはカナブンの不変性を際立たせるためだけのエピソードだったのか?という点

個人的にはそうじゃないと思っていて、
最終的にカナブンの異様な変化の拒絶に依る空気の読まなさやウザさが原因でペッツと喧嘩になるから作品全体のテーマがモラトリアムの受容ないし甘受に見えるかもだけど、
作り手が作品そのもののテーマとして扱っているにしてはモラトリアムであることの是非が不明確すぎると感じてる。

カナブンが「大好きだー!」と叫んでなんかが起きてなんやかんやでペッツが謝って仲良し4人組復活だね!
だったらOVAとは程遠く仕立てたフリクリにも関わらずモラトリアムを是とする作品になって洒落が効いてくると思うんだけどそうではないよね。

だから結論、各人のエピソードそれぞれにあるから浅くなったorより読み取りにくいなにか
ではないかと思ってる。