>>765
そもそも、この映画って「正義」がどうのって話かな?って思うの。
映画の中で正義について語られるのは日下部検事の「間違った正義」についてだけなんよね。
しかも、コナン君が批判したのは彼の正義そのものではなく正義の遂行のためにとった「手段・やり方」
本編ではコナン君や安室の「正義」っていうの語られていない。時折出てくるのは、公安の「やり方」という表現。
コナンくんも安室も真実を明らかにしたいっていうのは同じで、それが蘭さんのためなのか国家のためなのかっていう「目的」
そして、その「目的」のために選んだ「手段」が違うだけ。
その「目的」や「手段」を福山さんは「正義」と表現しているのかとも思ったけど、多分そこまで深く考えて作詞していないと思う。
個人的に日下部検事は自分の行った非合法な行為を「正義」という曖昧な表現を使って正当化しようとしている人間をモデルにしたキャラと思ってる。
「正義のウラはもう一つの正義」とか「完全なる正義はない」って結局は非合法なことをした人間の言い訳なんだと
犯罪を正義なんて曖昧な言葉で正当化してはいけないっていうメッセージがコナン君の「そんなの正義じゃない!」って言葉に込められてるって解釈した。、
多分、櫻井先生は「正義」なんて大それたテーマは考えてなくて、同じ理想に向かっていてもそのアプローチ・やり方を誤れば時に対立し、
時に人を傷つけ犯罪者になるよ・公安っていうのはいつものコナンとは違う捜査手段をとる組織だよって事が言いたかったんだと勝手に自分は解釈したの。
だから、最初になんの前情報もなくあの主題歌聞いた時は「正義?そんな話だったか?」って思ったの。
この正義って言葉が全く本編に絡んでないならまだ本編に出てきた「手段」の言いかえなのかなとも思えるけど、唯一出てくるのが日下部検事の「間違った正義」なんよね。
本編でコナン君が必死にその間違った正義を論破しているのに、いきなりEDの冒頭が「正義は涙の数だけ」だったから自分は何を見てたんだ?ってなった。

駄文を失礼しました。