人それぞれだと思いますが、個人的には家族像のゴリ押しが苦手でした

試写会にて。うーんくんちゃんの声が終始アンマッチ過ぎたというか。完全に女の子ボイスだし出来上がり過ぎてるんだよなぁ。
あと言うほど未来のミライちゃんも画面に登場するわけでも無く家族をフォーカスしたお話でございました。
結局の所あの事象はどうやって起こってたのか?
くんちゃんの夢の中のお話?といった事が引っかかり過ぎていてストーリーに没入出来なかった感。山下達郎の曲だけは◎◎◎。

試写会にて鑑賞。
こどもたちの素直な笑い声や怖がる声が聞こえてすごく雰囲気が良かったです。
こどもにはおすすめかもです。
過去や未来があって今がある。
そしてなんでもないようなことが幸せだという虎舞竜精神をもつ映画でした。
良かったところとしては、人物描写のリアルさが半端ないです。
子育てにあたふたする父親とそれに対する母親もリアルです。たしか細田守さんは自分を描いたと言っていてなるほどと思いました。
それに、弟・妹ができたお兄ちゃんの嫉妬やわがままの感じがものすごくリアルです。
僕はまさにあんな感じでした。自分の小さい頃を見せられてるみたいで勝手に恥ずかしくなっていました笑
そういった部分はすごく面白かったです。
だがしかしbut、今までの細田守作品で一番意味が分からない。
というのもストーリーの根幹に関わる部分がなにも解明されずに終わるので、は?ってなります。
こどもの想像でしたっていうのでも良いのだけど、それだと説明がつかない部分があるし、そのオチだと説得力がなくて納得できない笑
サマーウォーズとか時かけ、おおかみこども、バケモノの子では、ファンタジーが急にでてきてもそういうものだと納得できる描写があったけれど今作にはそれが感じられませんでした。
終盤で伏線回収があるも、なんでペットが猫じゃなく犬なのかみたいなあまりストーリーに関係ないところばかり。
悪くはないけど映画館に観に行くかと言われるとうーん...という感じの映画でした。
ただ最初に書いたように、こどもは素直に楽しんでいた印象をうけたので、小さいこどもと観に行くのには良いかもしれないです。