家族・・・今回は今までで一番スケール感が小さいような気がした。
特に事件も起きない、地球のピンチみたいなのもない。
バトルも哀しい別れもない。
ただただ、くんちゃんなのだ。

タイムトラベルっぽいやつだって、そうじゃなくて、妄想か?とも思えるしね〜
とにかく何でもありの不思議なファンタジー。
でも、相乗効果みたいな高まるものが明らかに足りない。

作画で言えば、すごく表情豊かに繊細に描けていて、子供たちが生き生きとしている。単純にかわいい。
まるで子育て疑似体験のような感覚もあって、子供がいる人なら、あるあるネタで共感し笑えるシーンも多いだろう。親の奮闘っぷりとかもね。
現に、そこそこ笑い声が起きていた。
ちょっとコメディタッチなんだよね。
単純な笑いだが、子供にもハマるのだろう。隣の席のガキんちょがよく笑っていたわぃ。

だけど、やっぱ盛り上がりに欠ける。
中盤は眠かった。
あのひいじいじのエピソードだけ、ちょっとグッときたが、せっかくのそれも傍観してるだけじゃなぁ〜〜

最初は少し焦ったよ。
キャラを変えて、ずっとあの中庭でファンタジーをするのを繰り返すんかと思ったわ。
それだけじゃなかったんだけど、やっぱどこに向かいたいのかよく分からず、ただただ観てた。

そう、“迷子”だったんだよ。
迷子のあの駅なんかも面白い発想なんだけど、繋がっていかないんだよなぁ〜〜

個人的には押田守作品の中では一番低い評価だ。
そりゃ、σ(・ω・。)は子供が苦手なので、リアルでわがままなくんちゃんを観てるだけで、イラつくし、うんざりする。
どうも「サマーウォーズ」以来、これ!ってのが来ないなぁ〜〜