>>32
>そのシーンを見直したけど、艦橋にいる全員が「古代はユキを助けに行け」って雰囲気だったね
同意する
だがその演出自体が気持ち悪いと俺は思う
まともな演出家なら「古代さん、行ってくれ」という心の声ではなく「古代さん行きたいだろうな。でも立場上無理だよな。辛いよな」という演出になるのではなかろうか

>戦闘機を操縦できて、かつユキの心を救えるのは古代しかいなかった
戦闘機乗りはいた
確かに古代が助ければ、雪の身体と心の両方を
満たすことができるだろう
しかしそれは絶対条件だろうか?
あの場面では無事に身柄を確保することが出来ればいいのではないか?

>それに総統府突入の指揮は古代以外でもできるし
この主張自体は肯定するが、内容には同意しかねる
例えばあなたの会社には、とても重要とされる幾つかの役職があるはずだ
(会社勤めの経験がなければすまないが、読んでいる大半はサラリーマン経験あると思うので書かせてもらう)
はたしてその中に「絶対に替えがきかない人物」が存在するだろうか?
ほぼいないはずだ
その職務をこなせるだけの能力さえあれば誰にだってそのポストに就ける
他の誰かでも出来るということだ
だからといって、重要な役職にいる者が他の人間に決済印を捺させるか?
させないはずだ
そこには責任が伴うからだ
出来る出来ないじゃない
ソイツが今この瞬間、重要なポストに就いているのなら、責任をもって職務を全うするのが当然なのだ
ヤマトは地球の命運がかかった艦だ
その艦の戦術長だ
今は敵本星での決戦の真っ最中だ
(観客である我々はこの先大した戦闘がないと知っているが、ヤマトクルーは知らない状況だ
。敵は更なる攻撃を用意しているかもしれない。どんな局面が待ち受けているか確定出来るはずがない)
古代は「(持ち場を離れて)雪の救出に行きたい」などと言っていい立場にないということだ
なのにそれを「行きたい」「許可する」「どや感動的やろ」とした演出に俺はついて行けないんだ