>>610
会話に自信なさげなみぞれ独特の癖で原作準拠です

>>733
原作ではみぞれに教えたのは優子
なのでみぞれから優子へのグータッチシーンが無いのは原作通りで希美にもするのはアニメオリジナル

>>855
1年生のとき、みぞれは希美を含む南中出身のメンバーが集団退部するときに唯一声をかけてもらえなかったうえに退部を知らされてすらいなくて、
逆に自分以外はさほど親しくもない他の部員たちまで皆知っていたことを希美の退部から数日後に初めて知って
ショックでどん底状態だった彼女を見かねて最初に助け舟を出したのが優子だから、熱血の正義漢として希美が許せないのは自然な流れでは
それに希美の正当化の口実が不自然でみぞれへの嫉妬心を隠していることに優子も気づいていたかも
(久美子は去年の時点で薄々気づいていたけど希美側で動いていたのであえて掘り下げなかった)

でも希美の嫉妬の原因が演奏そのものの優劣にあるかのような描写はどこにも描かれてなかったはずなので
あくまで1年退部時の嫉妬の原因は部内での境遇の違い(希美は先輩たちに煙たがられて部内で居場所を失ったのに対して先輩部員の少ないオーボエのみぞれは淡々と練習に励んで1年のときからAメンバー)
3年時の嫉妬の原因は希美が切実に逡巡していた音大進学の切符をみぞれが何の苦もなく手にしているように見えたこと
今回の第2章の二人のエピソードは希美が過去から抱えていたそのツケを一気に支払って前に進む話なので原作でも明らかに希美のための物語だし
映画でも前半は意図的にみぞれに寄せた演出になっているけれど演奏シーンでは極端に希美に寄せた描写がされているし
(演奏中の描写が完全に希美主観になってますし演奏最後の希美のカットも引き気味で構図的には客観視点ではありますが完全に希美のためのカット)
全体として希美に一番フォーカスした作品かと

最後のソロ演奏のみぞれの豹変ぶりに対してはそもそも事前に誰も予想できなかったクオリティなわけだから想像すらしていない才能に対して嫉妬しようがないですし
練習中にオーボエの音をよく聞くよう指導される場面はありますが、みぞれ本来の実力を信じるなら、練習でだけスランプ状態のみぞれの演奏に合わせても意味がないので
(去年の時もそうですが他の人は高難度のソロを正確に吹けるだけでも高校生としては大したものと考えていたフシがある)
ふたりとも南中出身で感情表現を重視した演奏スタイルが特徴なので相性は良いはずだから
それを貫いてみぞれ本来の復調を辛抱強く待っていた希美の判断はおそらく正しいしみぞれの実力を信じていたからこその判断とも言えるわけで